- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575316704
作品紹介・あらすじ
「彼女が書いたコスメは必ず売れる」と、女性誌編集者から絶大な人気を誇るビューティライター兼「OSAJI」のディレクターの、AYANAさん初エッセイ。独自の視点で、様々な「美しさ」について、「人」「外見」「趣味」「時間」「コンプレックス」の5章で綴ります。コラムでは人生を変えたスキンケア、メイクアイテム、漫画、レシピ本も紹介。
感想・レビュー・書評
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2022ねん、いまのわたしのバイブルとなりました。
この本までAYANAさんを存じ上げませんでしたが、一気に好きになりました。
AYANAさんの物事に対するものさし、考え方に惹かれる部分が多くありましたが、一番素敵だなぁと思ったことは、何に対しても、自分はどう思っているのか、というご自身との対話を深くされてきているところ。
本文に、自分と深く対話しています、みたいなことは書かれていませんが、どの章読んでも、人となりを感じさせるような、等身大のご自身の言葉で筆を取られているのが文の節々から伝わってきました。
年齢的には少し人生の先輩ですし、経歴を詳しくは知りませんが、酸いも甘いも経験されてきたAYANAさんの放つ言葉は心に響くものが多かったです。
_φ(・_・
・文章を書くことは翻訳家のよう。
言語化するのとはコミュニケーションの手段
私1人しか存在しなければ私は文章を書くことはしない
・ワナビーであること
・いつだって将来の夢を書き換えていい
・あなたはあなたのままでいい、ではなく
あなたはいくらでも変われるんだよ
・大人になるっていいなということを自分自身が思いたい
・性格は少しずつ変えられる
りんごがみかんにはなれないけど、糖度は変えられる
・自分らしさと人目を気にする気持ち、両方持ってるほうが格好いい
・不変であることが問題なのではなく、それをどう思っているかが大切
・将来というのは死ぬ直前までその人に存在している。想像力は豊かになるばかりなのだから
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・息子のことを理解しよう、把握しよう、ケアしようと意気込むのはおこがましいことかもしれない
・本当に好きな香りに対しては恋に落ちるように全感覚がひれ伏すのがわかる -
いままで人生の選択の際には、自分がどう生きたいかを重視していた。しかし周りの目を気にして決めきれず自分の気持ちと反する選択をして後悔する時もあった。この本には、自分らしさを追求する気持ちと人目を気にする気持ちどちらも持ってて良いという記載があり、自分の中で気づきがあった。私にとっておまもりのような本。
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考え方が自分と近しいからか、書いていることが頭に入ってきやすかった
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相手にどう見られたいか、の話が好きだった。
あと、息子さんにすごく対等に接している様子を感じて、子育ての仕方も素敵だなと思った。 -
ビューティーライターAYANAさんの初エッセイ本。
ご本人の思考をそのままなぞっているような文章。
とても丁寧でよく編まれているのだけど、読み心地がよい言葉のリズムがある。
一つの事象に対して客観と分析を何度も与えて様々な側面を語ってくれる。「改めて考えさせられる」ことがあった。 -
記録
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記録
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女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000055871
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ビューティーライター・AYANAさん初の著作。
ビューティー系の話だけにとどまらず、
「人」「外見」「趣味」「時間」「コンプレックス」の5章で「美しさ」について綴られています。
どの章もニュートラルな視線で物事を捉えられています。
押し付けがましくなくて、すっと中に入ってくる距離感と温度感が心地良いです。
特に、「自分のままでいいんだよ」ではなくて、「あなたは変われる」という考え方に、すごく元気をもらいました。
そして、それを成し得るのは自分自身ということもズバッと書いてくれているのが、ほんとかっこいいです。
装丁も美しく、これから手元に置いて何度も読み返す1冊になりそうです。