- Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575316025
作品紹介・あらすじ
小説を音楽にするユニットとして、「夜に駆ける」を筆頭に2020年一番の話題となったYOASOBI。1月6日に待望の1stEPが発売されるが、そこに収録される楽曲「ハルカ」の原作小説をイラスト小説化!
著者は放送作家・脚本家としてもお馴染みの鈴木おさむ。鈴木おさむが紡いだ感動ストーリーに、「えっびっ」などのスタンプで超人気クリエーターとなり、「ハルカ」のMVも担当した伊豆見香苗が描き下ろしたイラストで新たな息吹を吹き込む。
YOASOBI「ハルカ」の別視点で繰り広げられるマグカップと遥の物語。
monogatary.comにて発表された「月王子」を大幅加筆し、新たなエピソードが加わり、さらなる感動を呼ぶ。
~あらすじ~
「あの日、雑貨屋で僕を拾ってくれてありがとう。
遥の幸せが僕の幸せだから」
『星の王子さま』を真似た「月の王子さま」のイラストが描かれたマグカップは、雑貨屋の片隅でずっと売れ残っていた。しかし、遥は「おもしろい」と買っていく。その日から、月の王子さまマグカップと遥の時間が動き出した。
初恋、受験、失恋、そして結婚出産。長い時間を重ね、育まれていくマグカップの愛。遥もどんどん愛着が湧いていくが……。
感想・レビュー・書評
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鈴木おさむさんの著書で紹介されていたので、手に取る。絵本としては文字も多く、大人が読んで感動する作品。誰にとっても「マグカップ」のような存在があれば、救われることもあるのだろうと思った。
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YOASOBIの曲『ハルカ』をYouTubeのMVで知り、観て聴いて、気づいたら何度もリピートしていました。涙がとまらないくらい、優しい絵と音楽で、このお話を作られた鈴木おさむさんと可愛く愛おしいタッチな絵を描かれた伊豆見香苗さん、そして何よりこの作品に出逢わせてくれたYOASOBIの方々に感謝の思いで溢れました。
こんなにもシンプルに、純粋に、王道的に。短い話の中で人間という人生を、人との愛だけでなく、モノ(コップ)に対する愛と、モノから人に対する愛を描かれていて、疲れ切った現実世界に対して、ちょっと一呼吸落ち着かせてくれる──そんな作品に思えます。
私はサン=テグジュペリの『星の王子様』が本当に大好きですが、月の王子様も大好きです。この優しい気持ちをいつまでも忘れず、大切にしたいです。 -
YOASOBIの『ハルカ』の、関連本。
絵本だがしっかりとしたストーリーがある。
月の王子さまというより、
月の王子さまのイラストがあるマグカップくんが擬人化してハルカを思いやるストーリー。
星の王子さまではなく月の王子さま。
星より月の方が地球に近いところにあるということから、
マグカップの作者が、
買った人の1番近くで見守りたいという思いを込めたらしい。
温かい話だった。
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絵本でこんなに感動できることってなかなか無いですよね。
人生のつらいことと嬉しいことが交互に描かれていて変に美化されていないから誰にとっても響くと思います。
絵本ですが全く子ども向けではなく、人生経験を積んでからであればあるほど面白いんじゃないかなと思います。
脳内で「ハルカ」が流れるので感動が増しました。 -
絵本
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私が大好きなYOASOBIのハルカの原作が読めるのを今か今かと待ち遠しく思っていたので、読めて嬉しい。
コップが温かな愛情で女の子の人生の楽しい時も辛い時も優しく見守ってきたことが伝わってきて、心がじんわりと温かくなってきた。
絵が可愛い -
#YOASOBI の#ハルカ の原作。この本が、あの歌になる
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絵本で泣くとは思ってませんでした。
心あったまりました