- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575303438
作品紹介・あらすじ
日本の地震予知研究は、開始から既に約半世紀が経過している。それにもかかわらず、いまだに一度も予知ができていない。それは一体なぜなのか?地震研究一筋35年の東大現役教授が、地震予知研究の問題点と防災体制の盲点を包み隠さず語った初の著書。
感想・レビュー・書評
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地震予知なんて出来ない!とハッキリ言い切る東大教授のアメリカ人。
非常に痛快!
地震予知村の錬金術。。。確かに、なかなかメディアは書けないよね。とりあえず、いつか来る東海沖地震を永遠に煽っておけば良いわけで、、、
学者も国会議員も官僚もメディアも、みんな幸せな地震予知村。。。サイコーです!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
☆地震予知より耐震対策
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再読。
日本の原子力村ならぬ地震予知村がいかにいけていないかを書いた本。
初読時はよくぞここまで書いてくれました、と思ったが、再読してみると、もう少し地震の発生メカニズムからの予知不可能性が書かれた方が、バランスが良いように思えた。 -
【推薦文】
中学校の時「地震予知は不可能です」と先生に言われました。ずっとその理由が気になっていましたが、じっくり調べるきっかけがなかなかありませんでした。書架で偶然見かけて、ようやく理解できるチャンスが来ました。この本では地震予測不可能の理由、学術界が提唱する地震予知可能の正体など多くの内容を、分かりやすく説明しています。
(推薦者:知能システム科学専攻 M2)
【配架場所】
すずかけ台: 3F-一般図書 453.3/G -
タイトル通り地震予知を詳しく議論しており、著者は地震予知は不可能であるという主張を支持している。
物理学的に予知が不可能という説明ではなく、過去お金を湯水のように使った結果、何も進歩していないのでこれからも進歩しないだろうから、他に(例えば建築物の耐震化)お金を使えという考え。
確かに今までの結果を見るとそうかもしれないが、今まで予知に成功しなかったからといって予知が不可能という理論はいささか乱暴ではないだろうか。
基礎研究の重要性を本書で述べているのに、予知の基礎研究がこれからも無駄だという主張に根拠があるならば、もう少しクリアーに述べてほしい。
もう一点、3月11日の地震は予知できたという主張を最初にしているのだがこれは矛盾していないのだろうか?予知は無理でも、周期性は正しいと主張しているのだろうか。
(著者は地震の周期性に関しても本書内で疑問を呈しているが) -
私の評価基準
☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版
☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも
☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ
☆☆ 普通 時間があれば
☆ つまらない もしくは趣味が合わない
2012.7.7読了
読むべし! -
ハザードマップに一喜一憂するのはやめよう!