作品紹介・あらすじ
ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて――。読後、きっとこのタイトルに涙する。「名前のない僕」と「日常のない彼女」が織りなす、大ベストセラー青春小説、ジュニア版で登場!
感想・レビュー・書評
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一気に読了。
さすがにラストは泣きました…
俺の涙腺が弱いっていうのもあるけど共病文庫の内容で耐えられなかった。
あまり目立たない主人公とクラスでも明るい彼女。
お互い対岸同士で見つめ合っていたからこそ同じ方向を向いてはいなかったというのが印象に残っている。
読んでいると主人公の名前が伏せられているのが気になったが特に名前がなにかに関係あるわけではないのかな…?
桜良の死に方が最終的に病気ではなく通り魔だったのはびっくりしたと同時に1日1日の価値は一緒で誰しもいつ死ぬかわからないというのをしっかり表現していてよかった。
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最初は強引なヒロインに嫌気がさしたのですが、最後のほうはしっかり感動しました。
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映画にもなっていたし有名だしprime readingで読めたからDLしてたけどずっと放置していた。
入院した。入院中は暇で朝食を食べてから何気なく読み始めた。
シンプルながら惹き込まれる文章を追う目が止められなかった。
黙々と読み進め、日が暮れる頃には彼女が死ぬところまで読んで泣いていた。
彼女が死ぬことは冒頭から分かっていたけど悲しかったしショックだった。
共病文庫を読んでる時は涙を拭くために読む手が止まるくらいだった。
よりよく生きるとは、死ぬまでの生き方とか、考えさせられて面白かった。
著者プロフィール
高校時代より執筆活動を開始。デビュー作『君の膵臓をたべたい』がベストセラーとなり、2016年の本屋大賞第二位にランクイン。他の著書に『また、同じ夢を見ていた』『よるのばけもの』『か「」く「」し「」ご「」と「』『青くて痛くて脆い』『この気持ちもいつか忘れる』『腹を割ったら血が出るだけさ』がある。カニカマが好き。
「2023年 『麦本三歩の好きなもの 第二集』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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