- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575235395
感想・レビュー・書評
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人生にはプレゼントが沢山。一つ一つのエピソードにジーンとなります。
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この本、装画からしてプレゼントですごいステキだよねー♡
でも、この本も悲しいお話があったらどうしよう…って
買いそびれたままだったんだけど...この本、装画からしてプレゼントですごいステキだよねー♡
でも、この本も悲しいお話があったらどうしよう…って
買いそびれたままだったんだけど、優しいお話そうで
それならぜひ読みたいーっって思ったよー[*Ü*]
いつも迷ってた本を買うきっかけを作ってくれて
えぬちゃんありがとうーー[*´▽`*]♡2012/12/13
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贈る側も贈られる側もプレゼントと認識している贈り物はどれくらいあるだろう。もしかしたら自分でも気がつかないさりげない贈り物たちに今の自分はちょっとだけ支えられているのかもれない。大それたものではないプレゼントとお話。きっとまた読み返すんだろうな。
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買うきっかけは、家庭教師で使っていた国語の問題集に載っていたこと。
あまりに感動したので、買いました。
一生の間でもらう、たくさんのPresents。
この短編小説集は、女性が生まれてから死ぬまでにもらう、12個のPresentsについての物語。
名前、ランドセル、初キス、鍋セット、うに煎餅、合い鍵、ヴェール、記憶、絵、料理、ぬいぐるみ、涙。
お母さんとのやりとりやゆれる恋愛、出産や子育て、離婚や子供の結婚、そしてかけがえのない思い出。
男の私が読んでも、ウルウルどころか涙があふれてくる話ばかりでした。
自分って本当に幸せ者だな。生きるって素晴らしいことだな。お母さんに感謝しないとな。
心を優しくもみほぐしてくれる、優しいストーリーです。
女性はもちろん、男性にもおすすめ。 -
直木賞作家・角田光代さんの短編集です。初キス、出産、子育て、結婚式、そして人生の終わりの瞬間―・・・。様々な人間の人生の一部分を、最高のかたちで切り取った珠玉の作品ばかりが収められています。何度かホロリとさせられました。角田さんの作品は、重松清のように妙にリアルに人間を描いていて、痛いくらい共感できるところがたくさんあります。それなのに、どこか柔らかな感触も残っている作品たち。生易しくはないリアルさと、その中にある一抹の希望。この二面性がなんともいえないくらい良かったです。
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プレゼント。プレゼントって書くとちょっと特別だけど、この本には何気ない贈り物も含まれていて。
ああ愛しきただの日常。
施設に入ってるばーちゃんも、あたしたちが行くといつも「何もあげるもんがないで」と申し訳なさそうに言う。
自分のものは少ない場所だから仕方ないのに。
贈り物はいつもいろんな気持ちをまとわせて贈られて行く。
ばーちゃんもなんでもいいから贈りたいんだなって思う。
そんな何気ない日常がたくさん詰まった本でした。 -
最終話の前までは、次は何だろ、何だろ・・・・・ってワクワクしながら読み進めて、あったかい気持ちになっていたけど、、、、
なんか最終話は。ありきたりな死の小説な気がしてしまって。
たぶん身近な死を経験して間もないせいが強いんだろうけど。
素直に楽しめず、後味がしょっぱくなってしまった。
角田さんのせいじゃない。たぶん読み手の私の問題。 -
「名前」を始め、プレゼントにまつわるお話の短編集。
形のあるもの、形のないもの。
生きていると本当にたくさんの贈り物をもらっているな、としみじみ思った。
物自体が嬉しいこともあるけれど、贈ってくれた人の想いや温かな思い出が記憶として残る。
そんなプレゼントは、生きていく中で私たちを幸せにしてくれたり、励ましてくれたり、ほっとさせてくれたり、道しるべになってくれたりする。
つい先日、一生忘れないだろうというプレゼントをもらった。
ものと、ものに込められた友達の想いに涙した。
私にとって、かけがえのない贈り物。ずっと心に残る贈り物。
そんなプレゼントをもらったタイミングで読んだので、一層プレゼントのお話が心に響いたような気がする。
このお話の中では、「ヴェール」が特に好きでした。 -
大いなる平凡、大いなる退屈。
そんな日常にふと思い出す風景、思いがけなく訪れる想い、形あるもの、目に見えないもの。
たくさんの贈り物を抱えて生きている。 -
プレゼントにまつわる短編集。
章にもよるけれど、すっと入ってきて
じんわり温かい気持ちにさせてくれる。
読みやすく、クセもないので
大切な友人にもプレゼントしてあげたいなと思った。