猫を処方いたします。2 (PHP文芸文庫)

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569903552

作品紹介・あらすじ

京都市中京区、薄暗い雑居ビルにある「中京こころのびょういん」。評判を聞きつけ、メンタルの悩みを持った人々が訪れるが、そこで処方されるのは薬ではなく、なんと本物の猫だった! 彼氏との関係に悩む女子大生、妻に先立たれた老人、保護猫センターで働く男……。「処方猫」と過ごす時間によって、患者達の心の傷は少しずつ癒えていく。一方、猫を処方する”ニケ先生”には何か秘密があるようで――? 猫と人の絆を描いたシリーズ第二弾!

感想・レビュー・書評

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  • 訪れた患者に猫が処方されるとゆう不思議な話。
    ノー天気なニケ先生と不愛想な看護師の千歳のメンタルクリニック、毎回どんな猫が処方されるのか楽しみでしたけど。最近はなかなか集中して読めませんでした。
    京都本大賞受賞した作品の続編とゆうことで興味があって手にしたのですがあまり観光名所とかはでてこないのが残念でした。とゆうのは京都1周トレイル始めたのですが今回は北山東部を歩いて何か参考になることとか書いてないかなって思ってたのですけど全然でした。

    それにしても気になる、動物病院と保護猫センターとメンタルクリニックの関係。
    猫と暮らすとゆうことが生活に潤いを与えてくれるけど反面なんだかの問題も抱えているようで、世話をしたりとかは面倒そうで、猫と人の関係はなにかと不思議に思えるけど何故か納得してしまうところがありました。

    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      京都一周トレイル!!素敵☆
      京都、近ければ私もトレイルしてみたいですねぇ〰️(✪▽✪)
      有名どころの観光地をグルリと歩くなんて、凄くイイです...
      京都一周トレイル!!素敵☆
      京都、近ければ私もトレイルしてみたいですねぇ〰️(✪▽✪)
      有名どころの観光地をグルリと歩くなんて、凄くイイですよね〜♡
      水占いおみくじですか⁉珍しいですね〜
      私は、たしか京都には、ニ回位しか行ったことなくて、とても羨ましいです…♡
      楽しんでトレイルして来てくださいね♪〜
      2024/01/18
    • つくねさん
      チーニァさん、ありがとうございます。
      京都グルメなんかも堪能して楽しめたらと思ってます。

      あっ、それと鎌倉アルプスも計画あるんですよ...
      チーニァさん、ありがとうございます。
      京都グルメなんかも堪能して楽しめたらと思ってます。

      あっ、それと鎌倉アルプスも計画あるんですよww
      鶴岡八幡からハイキングして、イワタコーヒー店の分厚いホットケーキ
      食べてみたいと思ってますよ。
      2024/01/19
    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      わぁ、京都グルメ、イイですねぇ!(,,•﹃ •,,)~

      鎌倉の方も、ハイキングあるんですね…♡いろいろ堪能してきたら、また教えてくださ〜い...
      わぁ、京都グルメ、イイですねぇ!(,,•﹃ •,,)~

      鎌倉の方も、ハイキングあるんですね…♡いろいろ堪能してきたら、また教えてくださ〜い♪
      2024/01/19
  •  続けて「猫を処方いたします2」を読むことができ、本棚に並べることができました(はい、完全な自己満足です)。おばさんだけれど、可愛いのは好き、そして猫も好きなんですよ♡

     こちらも、京都市内の裏通りに位置する「中京こころのびょういん」を訪れる患者さんに、猫を処方するというものです。前作では看護師の千歳さん、今作ではドクターのニケ先生のお話が最終話に描かれていますが、どちらもちょっと泣けてしまいます…。

     続きもありそうな終わり方でした。ニケ先生と千歳さんが待っているのはどんな患者さんなんでしょうね!そして隣室の椎名も、今度はメインで登場するのかなぁ…楽しみです。

    • つくねさん
      かなさん、こんにちわ♪

      かなさんの本棚眺めるの好きなんですよね。
      自己満足だけじゃなくって私の癒しにもなってますよ( *´艸`)
      ...
      かなさん、こんにちわ♪

      かなさんの本棚眺めるの好きなんですよね。
      自己満足だけじゃなくって私の癒しにもなってますよ( *´艸`)

      心療内科で猫を処方するのは反則だと思うんですよね。
      大概の悩みやストレスは緩和されて当然だし、
      猫喫茶やペットショップいっても
      効能は同じだと思ったりしますがww

      隣の椎名も気になりますねww
      2024/03/05
    • かなさん
      つくねさん、こんにちは!
      つくねさんの本棚にもこの作品ならんでますよね(*^▽^*)
      めっちゃ可愛いんで、目につきます♪
      私の本棚眺め...
      つくねさん、こんにちは!
      つくねさんの本棚にもこの作品ならんでますよね(*^▽^*)
      めっちゃ可愛いんで、目につきます♪
      私の本棚眺めるの好きと言ってもらえて嬉しいです。

      で、つくねさんのおっしゃる通り
      心療内科医が、猫を処方するのはダメかなって思いますね。
      でもニケ先生は、心療内科医ではないし
      それに保護猫が殺処分される前に
      この処方がきっかけで、飼い主さんに恵まれたりするのは
      いいことだと思って読んでました。
      それに、私も猫の処方受けてみたいなぁ~とか、
      思っちゃったりもして、ね…。

      そうなんです、隣の椎名さん、気になりますよね…!!
      2024/03/05
  • 「猫を処方いたします。2」
    本屋さんで続編を見つけて即買いした作品。

    京都中京区にある中京こころの病院で
    にけ先生と看護師の千歳さんは、今日も未だ訪れない、にけ先生の予約患者を待つ。

    予約患者さんを待つ間に次々と来る予約無しの患者さんたち。今回もニケ先生ならではの独特の処方がたまらない!

    ニケ先生、今回は頑張って患者さんに巨大ネコを貼ってたぁぁぁ。ハラレタイ!

    「今いる猫も忘れずに、一緒に飲み続けてくださいね。ダブルの効き目で患部にアタックですわ。」ウラヤマシッ!

    患者さんはお気楽な感じのニケ先生に驚きつつも、心の中にあるモヤモヤを話してしまう。話してしまうから猫を処方されてしまう。

    ほっこりするお話だけど、命の大切さと向き合う事は一作目から変わらない。
    今回はブリーダー、保護猫、保護猫施設、命を迎える覚悟、看取り、送り出す覚悟がしっかり書かれてある。
    動物と人とが暮らす大切な事が散りばめられている。

    猫ちゃん、わんちゃん、小鳥ちゃん、家族のように一緒に過ごしたペットを失い悲しい時間を過ごしている人に、優しく寄り添ってくれる本の処方箋です。

    • 土瓶さん
      処方された~~~いっ!

      猫の手も借りまくりた~~~いっ!!

      なんなら借りパクを(=・ω・=)したいニャ♪
      処方された~~~いっ!

      猫の手も借りまくりた~~~いっ!!

      なんなら借りパクを(=・ω・=)したいニャ♪
      2023/11/17
    • 松子さん
      どんちゃん、おはよっ
      忙しさの伝わってくるコメント、大丈夫っ⁉︎
      事故にあいませんようにっ
      病気しませんようにっ
      美味しいもの食べて、疲れし...
      どんちゃん、おはよっ
      忙しさの伝わってくるコメント、大丈夫っ⁉︎
      事故にあいませんようにっ
      病気しませんようにっ
      美味しいもの食べて、疲れしっかり取って体に気をつけてね…、って勝手に忙しい事にしちゃってる。
      猫の借りパク、笑ったぁ(〃ω〃)
      2023/11/18
  • 前作もとても感動したけど、
    感想書いたなかったみたい…ごめんなさい。

    結婚してからは猫飼ってないけど、産まれてからお嫁に行くまで(懐かしい言い方)、ずっと猫がいて、猫が大好き❤️

    まあ、処方されるほど悩みはないけど、千歳さんとニケ先生が実在するなら、会ってみたいし、処方されてみたい。

    最後に飼った猫は、18歳でヨロヨロだったのに、すごく頑張って家から20メートルくらい離れた草むらで死んでいて、探しに行った父が発見して、連れて帰ってくれたんだけど。
    最期の時に、わたしとの楽しかったことを思い出してくれたのなら、本当に嬉しいな…と思いました。

  • シリーズ2作目。
    連作短編集になっていて、前作をふくめて登場人物が繋がっているところがよかった。
    ニケ先生の素性がわかってから表紙を見ると、なるほどと思う。
    第一話の処方の時に渡される説明書の「猫、人ともにストレスのない排泄を心がけましょう。」に、妙に納得。

  • シリーズ第二弾。

    薬ではなく本物の猫を“処方”する〈中京こころのびょういん〉を巡る連作四話が収録されております。

    ふぉぉ・・今回の表紙も可愛いのう・・「お薬手帳」ならぬ「おねこ手帳」というのがまた猫好きの心をくすぐりますよね~。

    前作を読んで設定の下地ができているので、ニケ先生&看護師の千歳さんと、患者さんとの微妙に嚙み合わない会話の理由が解っているおかげで、その辺スムーズに読み進めることができました。
    今回も、悩める患者さん達に猫が“処方”されていく訳ですが、ニケ先生の言い方も“猫であっためときましょうか”、“(家猫と処方猫の)ダブルの効き目で患部にアタックですわ”等々・・まさに“舌好調”でございます。
    何といっても登場する猫ちゃんたちの愛らしさたるや、堪らんわ~・・と、ニマニマしながら読んでいたわけですが、特に第三話に登場した、家猫ハジメと処方猫シャシャが抱き合って寝ている場面がお気に入りで、想像するだに口元が緩んでしまいますね~。
    そして、第四話ではニケ先生がずっと待っている“予約患者”である、保護猫センターに勤める友弥と彼の飼い猫“ニケ”の話が何とも切なかったです。
    さらに、保護猫の厳しい現状にも触れられていて、これには胸が痛みました。
    そんな中で、保護猫センターの譲渡会を訪れた男の子が最初はショックを受けてしまったけど、後日再訪してくれたくだりは心が温まって良かったです。
    このシリーズは、人と猫とが幸せに暮らすことについて、様々な気づきを与えてくれるのですよね。

    さて、ニケ先生の“予約患者”が来院したとはいえ(ですよね?)、まだ“予約患者”はいるようで。
    (チラッと登場した“鳥井青”ちゃんなる少女は次巻への伏線でしょうか)
    そして“隣人”の磁気ネックレスの男・椎名彬さんがクリニックを訪れることができるのかも気になりますし、これは続きを期待するしかなさそうですね~。

  • 第一弾に続いて第二弾も読了。

    主人公(?)であるニケ先生にスポットライトがあたるお話です。

    「なんでも治る」は大袈裟かもしれないいけど、猫を飼うと大なり小なり生活は変わる。
    でもその変化は常に全てがプラスではもちろんなくって、最も避けたいけど必ずやってくる変化はお別れのときだと思います。
    たとえ最後の時に運悪く寄り添えずひとりぼっちで逝かせてしまっても、楽しいことだけ思って逝ってくれるのなら救われるなと思いました。

    第三弾、期待してます!

  • 2023年11月PHP文芸文庫刊。書き下ろし。シリーズ2作目。4つの連作短編。タイトルが気になっていましたが、ホントに猫を処方するお話で驚いています。猫が効くというのが面白いですが、アニマルセラピーも確立されているように思いますし、十分にありそうな処方です。1作目を飛ばしてしまいましたが、まぁいいかな。

  • 猫を処方する謎のクリニックのお話、待ってましたの続編です。お薬ならぬ「おねこ手帳」付きイラストの表紙! 
    今回も処方された猫ちゃんたちの個性と癒しが効いています。そして、前作でも匂わせられていた、ニケ先生と千歳さんの秘密が! 猫だけでなく、すべての命が幸せでありますようにと祈ります。

  • 今回もニケ先生と千歳のやり取りがおもしろい
    しっかり絆があってこそ。
    最後はいつのまにか終わってしまった感があるけど
    お話が続いていくのかな
    まだまだ読みたい
    京都弁いいなぁ

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著者プロフィール

1975年、京都府生まれ。高校卒業後、金融会社に入社し、のちに通信会社勤務の傍ら小説の執筆を始める。2014年、第9回日本ラブストーリー大賞へ応募した『トマトの先生』が大賞を受賞し、デビュー。他の著書に「ドッグカフェ・ワンノアール」シリーズ、『元カレの猫を、預かりまして。』『夜は不思議などうぶつえん』がある。

「2023年 『猫を処方いたします。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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