婚活食堂7 (PHP文芸文庫)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569902142

作品紹介・あらすじ

AI婚活の仲人に、離婚問題の仲裁!? 元占い師の女将のふしぎな力と美味しい料理で心もお腹も満たされる、人気シリーズ第7弾。

感想・レビュー・書評

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  • 安定の面白さと美味しそうなお料理。枝豆やってみようかな…


  • 婚活食堂シリーズ第7弾。
    今回は新しく登場した播戸さんを中心に据えたお話、かな。
    播戸さんは過去に婚活で失敗して傷つき、でもめぐみ食堂に通うようになってまた婚活を始め、その播戸さんを軸に、他にもトラブルが起こって……というような内容。
    タイトルが『婚活』食堂なんだから当たり前っちゃ当たり前だけど、みんながみんな婚活して成功して…なのでたまには違ったパターンも欲しいな(笑)。
    このままだと延々と続くシリーズになるけど、終わりはどんな感じになるんだろう? ふとそんなことを思った。

  • 著者の本では一番読んでてお腹がすくわ…。あと、わたしも通いたいめぐみ食堂(色々な意味で)。

    連作短編のつもりで読み進めてるけど気づけば長編になってるな…?笑全然いいけど!めっちゃ面白いから大歓迎やけど!!はやく続きが読みたい〜

  • 一生結婚しない、するつもりがないと答えた人が過去最高だったという調査結果がニュースになったところ。それでもこのお話の中では、わりと順調にカップルが成立している。実在したらいいかも。

    結婚はゴールではないけれど、リスタートの1つになるのかな?と思った。これまでのモヤモヤに区切りをつける、どうにも嫌な状況から抜け出すきっかけにする、というのが今回のお話。

    全ての結婚にロマンティックなシナリオがある訳じゃないし、理由も人それぞれなんだなと。

  • 長く続けるべきでなかった作品。
    婚活というテーマ自体に難があるのだろう。
    安全圏からデバガメするルッキズムに凝り固まったオバサンという印象がこの巻で決定的になった。
    繰り返し登場する「おでん屋のおかみとしての人生経験」云々という文言もあまりに薄っぺらく、読んでいてイライラするばかりだった。
    料理も品目が多いばかりで描写は薄く、あまり美味しそうに思えない。
    同作者の「食堂のおばちゃん」シリーズと較べると明らかに見劣りする。

  • 「ズッキーニを特定せよ」
    ロマンス詐欺にご注意を。
    一度顔写真をネットに投稿してしまえば、それは簡単に手に入れることが出来るうえ悪用も可能だもんな。
    冷静に考えてみればおかしいと思えることでも、盲目状態になっている時に言われたら簡単に引っかかるのだろうな。

    「枝豆の戸籍」
    亡くなっても残る存在が。
    生きていた証明にはなるかもしれないが、それを確認しようとする人がいなければ記録も意味がないよな。
    誰だって必死にプロポーズした答えが、そんな言葉だったら自分に自信をなくして全てやめてしまおうと思うだろう。

    「ジンギスカンは婚活の味」
    時には厳しく接する事も。
    目の前で恋に落ちる瞬間を見たとしても、それが身を結ぶのか第三者目線で見てもらうことも重要だよな。
    偶然が重なった結果なのだろうが、その出来事は二人の出会いに必要なものであり重要なイベントだったのだろうな。

    「焦る茹でダコ」
    幸せになって欲しいから。
    真剣に交際を考えているのであれば、中途半端な気持ちのまま会ったりするのは相手に失礼ではないのか。
    自分にしか見えていないものがあるからこそ、誰にも言い出せず一人心の中で慌てふためくことしかできないのだろ。

    「ハチミツと茶碗蒸し」
    正義の味方を利用してた。
    友人だからこそ知っている情報があったからこそ、絶対に調査してもらえる内要を創りだせたのだろうな。
    結婚したいという気持ちに嘘偽りはないとしても、心の中に他に誰か居ることを素直に言えるのは凄いことなのでは。

  • もう惰性で読んでいる笑
    播戸さんとくっつくのか、くっつかないのか、、

  • 内容(ブックデータベースより)

    婚活で裏切られた男、円満夫婦の離婚騒動……
    傷ついた心を癒すのは、おいしい料理と女将の“見える力"!?

    めぐみ食堂の新たな常連客となった大学教授の播戸は、婚活でつらい経験をしたことで、結婚に対して後ろ向きになっていた。
    女将の恵は、彼のことがいつになく気にかかり、婚活への後押しをすることになるが……。
    焼きナスの冷やしおでん、変わり枝豆、タコとアボカドのスペイン風炒め、中華風茶碗蒸しなどの季節の料理と恵との会話で、幸せに向かって一歩を踏み出す人々を描く人気シリーズ第7弾!

    令和5年12月1日~4日

  • 播戸さんおめでとうございます\(^o^)/
    来夏変わり枝豆を作ってみたいと思います。

  • 第7作は大学教授の播戸さんの婚活話を縦糸に「特定屋」などが絡む。マザー牧場の恵さんも楽しそう。うちの息子もこの店に行かせたい、酒飲まないけど・・・

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著者プロフィール

1958年、東京都江戸川区生まれ。早稲田大学文学部卒業。松竹シナリオ研究所で学び、脚本家を目指し、プロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。2007年、『邪剣始末』で作家デビュー。2013年、『月下上海』で第20回松本清張賞を受賞。その他の著書に「婚活食堂」「食堂のおばちゃん」「ゆうれい居酒屋」シリーズや、『風待心中』『ゆうれい居酒屋』『恋形見』『いつでも母と』、共著に『猿と猿回し』などがある。

「2023年 『婚活食堂9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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