- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569846620
作品紹介・あらすじ
16万部突破『実行力』の第2弾。大阪府知事・市長時代、どう交渉し話をまとめていったのか? 部下・上司を動かす交渉力の身につけ方。
感想・レビュー・書評
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橋下さんは真っ直ぐだから嫌いではない。
トランプと金正恩の交渉術について書かれた章はとても面白かった。参考になる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
普段交渉する仕事は少ないんですが、職場内での調整程度の仕事でも使えるものが多かったです。
最後の北朝鮮やアメリカの話は少しくどいなと感じましたが、全体として新しい視点がたくさんあり、面白かったです。
仕事で交渉、調整の多い方や国際的な政治に関心のある方におすすめです。
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以下はメモ
P45-交渉は握手で終わらせる
P47-交渉中に相手を侮辱しない
P104-折り合いがつかないときは、要素ごとに分解して一致点を広げ、不一致点を狭めていく -
橋本さんはただの政治家ではなく、弁護士上がりということもあり、人に対する攻め方や着眼点が一味違う。大阪府知事・市長として交渉にあたった職員たちのパターンは大きく分けて2つで「そんなことをすると大阪が大変なことになります」という抽象的な脅し。もう1つは何人もの職員が交代で何時間もかけて橋本さん相手にお願いし続け、彼が諦めて折れるのを待つという体力勝負。これでは元弁護士を丸め込むことはできないのも当然。読んでいて痛快で実戦向けの交渉術がこの値段で読めるなんてありがたい、と久しく思えた一冊。
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・事前に自分の要望と相手の要望を整理し、優先順位をつける、絶対に譲れないものを整理しておく
・要望と譲歩の優先順位は組織の優先順位を踏まえる、内部で予め確認する
・対等に話をする、協調的な交渉をする、年上・年下にかかわらず「さん」づけで呼ぶ・丁寧語で話す
・評論家にならない、自分の知識をひけらかさない、いろいろ語らない
・最後は握手をする、相手を侮辱しない -
とても読みやすく実行出来そうな(心構えとして)内容。自身の経験からトランプ大統領の交渉術(真偽は不明w)、日本の安保理のことまでシンプルかつ強いメッセージで書かれていた。
✅合法的脅し
✅見せかけの利益
✅上手な譲歩
再読あり -
交渉術のノウハウを橋本さんらしい視点で教えてくれる一冊。
交渉=話をまとめる力と記載のある通り、
・こちらの一番譲れないポイント
・相手の譲れないポイント
この2点をまずは、整理(橋本さん:マトリクスを作る)ことが大切。
知事、市長時代の役所の方々との交渉、政党同士の交渉の事例から、
トランプ大統領等交渉術を分解した国同士の交渉術までを教えてくれる一冊。
交渉を喧嘩などと表現するあたりは、橋本さんらしくて共感、尊敬する -
橋下氏の語る、交渉の実践的な黄金則。ロジカルで、わかりやすい手法。ご自身の実例を交えた解説付き。
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初めて手にする橋本さんの著書。
交渉とはこちらが譲れるものと、譲れないものを交渉の席で出し会うことで決着点を見出すものである。winwinの関係になって初めて交渉が成立する。大阪府知事や大阪市長時代の役人や関係機関との交渉術は、なるほどと感じました。
トランプさんの交渉術もまた、最初に相手に仮想の驚異を見せることで後の交渉を優位に行わせる。交渉に綺麗事はないけど、相手あっての交渉だからこそ、どこかで相手に華を持たせることも大切なのですね。 -
交渉の本質とは何かを学ぶことができる。いきなり交渉を始めるのではなく、何を譲歩することができて、何を譲歩することができないかという、自分なりの譲歩ラインを事前に整理し、優勢順位をつけることが大切。また、「仮想の利益」というワードが特に印象に残ったので今後、交渉の場で活用していきたいと思った。本書は具体的なエピソードが沢山盛り込まれているので、より楽しめた。
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交渉には事前の準備が必須。
譲れないことと、譲れることを、優先順位づけし、
相手にとっての譲れないこと、譲れることを整理する
(相手にとっての〜は、分からないことが多いので会話で探る)
交渉においては、
・譲歩する
・合法的に脅す
・お願いする
の3パターンしかない。
仮想の利益を作るのも有効。
(納期やコストを多めに見積もり、取り下げる。こちらの持ち出しがない)