日本占領と「敗戦革命」の危機 (PHP新書)

著者 :
  • PHP研究所
4.08
  • (14)
  • (4)
  • (2)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 153
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569841298

作品紹介・あらすじ

日本崩壊の真の危機は戦後にあった。米中に浸透した共産主義者たちが仕組んだ敗戦革命プログラムの恐怖を白日の下に晒す驚愕の書。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 未読了。2/24~/27

  •  江崎先生のPHPシリーズの第2作目読了。終戦後の約2年ほどの期間の話なのに、コミンテルンスパイ、GHQ(その中のビッソンやノーマンら敗戦革命派や、ウィロビー将軍のようなストロングジャパン派)、日本共産党、そして保守自由主義者などあらゆる勢力が様々な活動をしていたことから、500ページを超える超大作になっており、読むのに相当根気が要った。昭和天皇、重光葵、吉田茂、石橋湛山などの保守自由主義者のおかげでぎりぎり敗戦革命を免れることができ今の日本があるのだということを肝に銘じて生きていきたい。そしてこれは現在進行形でもあるので、保守自由主義の考えをしっかりと持って、全体主義的な考え方に染まらないような生き方をしたいし、国益が何なのかを冷静に考えていけたらよいと思う。

  • 江崎先生の調査・分析・執筆のおかげで、もやもやが晴れていく。先生の著書には、いつも驚きが満載です。・・・と、同時に我が国の浅はかさを思い知らされます。

  • 2020/09/18 U図書館

  • 占領下の日本における保守自由主義者と敗戦革命により共産主義政権樹立を企む者達の戦い。こんな事が起こっていたなんて全然知らなかった。ほんとに危ないところだったんだな。戦後も昭和天皇は戦っていたんだな、そして重光葵も吉田茂も。そしてGHQにウィロビーがいなかったら、どうなっていたんだろうと考えると、ゾッとした。

  • 中国とアメリカ(そしてソ連)の共産党勢力が戦争中から終戦後のことを考えていたこと、そして終戦後にGHQと共産党が何をしたかがとてもよくわかる本だった。
    アメリカのウィロビー率いるG2が気づいてなかったらどうなっていたか…。
    しかし日本はほんと自国ながら馬鹿すぎる…。会社でも国でもブラックは良くない!

  • 危なかった。
    そう言わざるを得ない。

    先の大戦後、日本がそんな瀬戸際にあったとは。
    こういうことを教えない日本の歴史教育は罪である。もっともそれは今でも虎視眈々と「革命」、日本解体が進められている証左とも思える。

    国際法を理解できないアメリカと、理解した上で国際法を破るソ連にいいようにやられかけたわけだが、アメリカがギリギリで正気を取り戻してくれたから生き延びた。
    もちろん、昭和天皇陛下を始め、一部体を張って立ち向かっていただいた政治家先生のおかげでもあったわけだが、今、日本はどうなっているのか。

    立ち直るきっかけはないのか。

  • ごめんなさい
    忙しくて先延ばししていたら期日が来てしまった
    いつも動画で見ているのですぐ読めると思ったのですが、またの機会を待ちます
    共産党の活動が現在も暗躍していることを、どれだけの人が知っているのか
    主体思想研究会も暗躍していて、名簿などから琉球の大学が汚染されているとなると、国内の政治家・言論・コメンテーターや小説作者が揃って阿倍政権をコミカルな悪党政治家に描くのが実は危険な陰謀だと気づかされる
    社会党の政策しかできない、憲法も北方領土もじつ下できない三流の阿倍が最強の幻想で敵指定される喜劇の日本で生きていかないといけないのか?
    戦争に引きずり込むのは、政治家じゃなくて、莫迦な学者と新聞社だというのに・・・歴史に学ばなければ・・・

  • 目からうろこの近現代史。
    親から聞いていた諸々の事象の原因が分かった。戦後価値観が大きく変化する中で両親が感じた政府、皇室への不信感はコミンテルンの活動の影響であったことがよく分かった。

全12件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

江崎道朗(えざき みちお)
評論家・情報史学研究家、麗澤大学客員教授。1962(昭和37)年東京都生まれ。九州大学卒業後、月刊誌編集、団体職員、国会議員政策スタッフを務めたのち、現職。安全保障、インテリジェンス、近現代史などに幅広い知見を有する。2019年第20回正論新風賞受賞。オンラインサロン「江崎塾」主宰。
著書に、『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』『日本占領と「敗戦革命」の危機』(以上PHP新書)、『日本は誰と戦ったのか』(KKベストセラーズ、第1回アパ日本再興大賞受賞)、編訳書に『米国共産党調書』(育鵬社)など多数。

「2023年 『ルーズヴェルト政権の米国を蝕んだソ連のスパイ工作-ー「米国共産党調書」を読み解く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

江崎道朗の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×