- Amazon.co.jp ・本 (165ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569830384
作品紹介・あらすじ
バーベキュー、納涼船、花火にリムジンパーティー、なんでも「ひとり」で楽しめる! ひとり好き必見、「ぼっち」が胸を張って生きる道!
感想・レビュー・書評
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「この本は、ひとりで行動することを愛しすぎている人間が、『普通、ひとりで行かないような場所でもどれだけ楽しめるか』を検証していくのがテーマである」と、「はじめに」にある。
著者がひとりバーベキュー、ひとり花火大会、ひとりボウリング、ひとり流しそうめん、ひとりスイカ割り、ひとり豆まきなどを行い、その様子をセルフタイマーと三脚を使って撮影し、一本のコラムにしていくという趣向である。
企画がよいし、著者は文章で読者を楽しませるコツを心得ている。
著者は、1980年代のコラムニスト・ブームを象徴する人物・泉麻人の一人娘(泉麻人の本名は朝井泉)。父親のコラムニストとしての才能を、そっくり受け継いでいるという印象を受ける。文章の心地よい脱力感とか、何を書いても育ちのよさがにじむおっとりした感じなどが、じつに泉麻人っぽいのである。
何より、私自身が「ひとりで行動することを愛しすぎている人間」であり、1人でいることが少しも苦痛でないタイプなので(私もひとりっ子だしw)、著者の言うことにいちいち共感する。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2019.09.24
ぼっちなのに…という事自体がナンセンスなのだろうな
1人でも可能なサービスと、1人でそれをこなす気力というか
パワーは必ずしも合致しない。
ただ「1人だから」こそできる楽しみ方とそれによる発見はある。
朝井さんの実体験レポ、写真は全て自撮りと言うのでさらなる驚き
一瞬の社会実験のようでもある
ともあれこれは1つの指南書である
多様化する時代だからこその指針である -
集団行動ができないわけではないけれど、友達がいないし一人も気楽なので、一人で行動することが多い。この本の中で 著者は一人BBQや一人納涼船、一人プリクラなどぼっちだと出来ないとされていたことに挑戦している。一番キツそうだったのがBBQ。四時間火がつかないのは辛い。あまり全てにおいてたのしそうではなかったが、顔に出ないだけなのかもしれないが、自分が心から楽しいなと思って楽しめていればよいと思う。
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ソロ活のプロによるソロ活の紹介
メンタル強くないとできなさそうなことを色々やってて面白かった
意外とどこでもぼっち可能なことに驚いた
ぼっちはだめだという自分の思い込みが自分を制限している的な著者の考察が意外と深くて印象に残った -
ぼっちとは、鋼の心を持つ戦士なのだな。
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一般的に1人でなく複数で行うとされているイベントやら遊びを、著者の朝井さんが1人で行った体験談エッセイ。
レッツエンジョイ東京に連載されてるの、ずっと読んでる。
私も1人大好きで、大勢はホント苦手、そりゃたまには友だちと遊ぶのもいいけれど、何かするのにいちいち誘われるのは面倒くさいし、特に誰とも繋がりたくないと思っている人なので、朝井さんの思い、ホントに共感できる。
「ボッチの生きる世界を広げた朝井」さん、マジ神。 -
☆by会長,さんのおススメコメント
すべての‘孤独愛好家’に贈る、
究極のソロ活バイブル!!
「ぼっちの可能性を、感じずにはいられないですね」
OPACへ ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000056540 -
20代という事もあってか家族連れの多い所では「ぼっち感」を抱きにくいとのことですが
多分30代になるとカップルが多い所より家族連れの中にまじる方がぼっち感は増すのでは?
プラネタリウムとかは映画館感覚で全く一人で行くのに抵抗は無かったのですが
一人フレンチフルコースはちょっと惹かれました -
一人では行きづらい場所や、一人では参加しづらいイベントに、女性一人で挑戦してみるという作品。ちなみに著者の朝井真由美氏は泉麻人氏の娘さん。
本作で挑戦したのは、ひとりボーリング、ひとりバーベキュー、ひとりウエディングフェア、ひとりリムジンパーティーなどなど、普段なかなか一人では体験しづらいものばかり。テーマはとても面白いのだが、イマイチ盛り上がりに欠けるのは、やっぱり一人だからなのだろう。
でも、ぼっちの可能性を広げるという意味では、もっと色んなことにチャレンジしていただきたいと思った、富士登山とか相撲観戦とかね。 -
若い女性である著者が、おそらく一人ではしないだろうとされていることを一人でやってみたという本です。特におもしろかったのは、一人で流しそうめんや一人でスイカ割りです。文章はお父様である泉麻人さんをちょっと思い起こさせる感じがして、楽しいです。
「ぼっち」がもっと生きやすい世の中にという著者の思いに強く共感しました。