「ROEって何?」という人のための経営指標の教科書 (PHPビジネス新書)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569825298

作品紹介・あらすじ

ROE、ROA、FCF、EBITDAマージン、EVA……日経新聞等でよく目にする「経営指標」の意味と使い方をわかりやすく解説!

感想・レビュー・書評

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  • ROEやROAについて、まずは外周である決算書の基本から学び、理解を得てから本題へ進むという流れになっており、とても分かり易い。
    話の脱線や、昔話なども無し。学ぶべきことを簡潔に解説されているところもGOOD。

    B/S、P/L、C/Fにおいて、どの勘定科目がお互いを補完し合っているか。また、より正しい企業分析を行うために、それぞれを合わせて見ることの重要性等を説いている。

    学んだなら使うべし。多くの財務諸表を読むことで、企業分析能力の醸成を目指す。

    読了。

  • コンサルタントの経営分析法を理解した。

    企業は財務諸表を中心に活動するので、自分自身についても仕事をする上で重視したい。

  • ROEなどの経営指標の意味合いについて、初心者向けにわかりやすく解説されており、今更ながら頭の整理が出来た。言葉も平易で、ボリュームも軽く、サラリと読めるのも良い。

  • 経営指標の見方の細かな説明があり、実例も交えてわかりやすかった。
    これまでは見れなかった証券HPも一緒に見て理解が深まった。

  • ●流動負債の中で特に怖いのは、銀行と関係しているお金、具体的に言うと銀行から借りているお金である「短期借入金」と銀行で決済される「支払手形」です。これは2度滞ってしまうと銀行との取引が停止されてしまうからです。
    ●もし1秒だけ財務諸表を見るとすれば、流動負債よりも流動資産が多いかどうかをチェックします。
    ●企業が「自社株買い」をすると、その分だけ純資産が減る。株価が上がりやすくなるし、自己株式は将来消却する可能性が高いですから、1株あたりの利益が増える期待が高い。株主還元の1種。自己株式は株主資本のマイナス項目として計上する。
    ●ROEとROA。当期利益を、純資産で割るか、資産で割るか。
    ●株主資本+評価換算差額=自己資本
    自己資本+新株予約権・少数株主持分=純資産
    ●日本企業はROE8%を最低ラインとすべき。いわゆる伊藤レポート。
    ●自社株買いは手っ取り早くROEを上げるが、自己資本比率が下がり、会社の安全性が下がることになる。
    ●ROAを高める事によってROEを高めるという健全な考え方が大事。
    ●純資産の調達コストは最低でも5%はかかる。という事は、負債のコストの方がはるかに低い。
    ●安全性BS、収益性PL、将来性キャッシュ・フロー計算書の順に見る。
    ●自己資本比率は10%
    ●流動比率は120%、日銭があるなら70%もあれば大丈夫。医療介護は大変。
    ●手元流動性(割る月商)が1.7か月
    ●棚卸資産の割合が増加してたら注意
    ●営業キャッシュフロー÷売上 7%欲しい、10%で優良。




  • 非常に読み易かったです。経営指標の計算の仕方は知識として持ってましたが、それぞれどういう場面で使うのかイメージがまったくない状態でした。この本を通して、経営指標の計算方法の復習と使う場面のイメージの補完が出来きました。会計の知識が薄い人でも読み易い内容になっていると思います。

  • 企業の価値について勉強するために読みました。いろいろな指標がわかりやすく説明されていてとても良かった。

  • 小宮さんの文章は、本当に分かりやすい。ROEだろうがROAだろうが、何だって分かっちゃう。自然に小宮先生と呼んでしまう。

    でも、学べば学ぶほど、焦りがこみあげる。私は、私自身の人生の貸借対照表が我慢ならない!(と、エイハブ船長も言っている)(と、ハズキルーペみたいに言ってみる)

    故郷の両親と、自分の夢(のようなもの)からは、ずーっと借りっぱなし。体力と前向きな気持ちだけは、ずーっと貸しっぱなし。何となく生きていたら、何も返せないまま、何も取り返せないまま、死んでしまうよ。

  • 新入社員の私に取っては経営指標の教科書のようでした。知識ゼロの状態から読んでも理解できる内容の本です。ROEはもとより、会社の安定性は?将来性は?稼ぐ力ってどこを見たらいいの?といった気になるポイントを説明されており、非常に読みやすかったです。分からなくなったらまた読み返そうと思います。

  • 非常に分かりやすい。主要な指標に絞って深く説明をしてくれるので、計算式だけでなくその指標で何を重視するのか、意味から理解することが出来た。EBITDA やDCF 法など、一見小難しそうで避けて通っていた指標も噛み砕いて説明してくれた。

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著者プロフィール

経営コンサルタント/株式会社小宮コンサルタンツ代表

「2022年 『経営が必ずうまくいく考え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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