乙女の絵画案内 「かわいい」を見つけると名画がもっとわかる (PHP新書)

著者 :
  • PHP研究所
3.79
  • (7)
  • (19)
  • (12)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 207
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569817996

作品紹介・あらすじ

「かわいい」に注目すれば、名画の見方がわかる! 人気アイドルグループ「スマイレージ」の和田彩花が、ひと味違う美術論を展開する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  本っ当に遠慮なく、絵から勝手な妄想を繰り広げていて「こうやって絵は楽しんでいいんだ!」とわからせてもらった。この画家に私を描いてもらったら・・・ウフフ・・・とかすごい楽しんでいる。それでいてかなり鋭い。
     一番すげーなーと思ったのは、パリという街に印象派の猛者が集ったように、日本もアニメとアイドルで「ここ!」という地になればいい、という意見。そこを結びつけるかー!と衝撃だった。

  • 私にとっての「絵画入門」となった。
    一人の女の子の目線から「かわいい」「きれい」「好き」が伝わってくるのがとてもよい。未知の世界を知る手始めの本には、知識よりも感動があったほうがやっぱりいい。書いている本人の和田さんには、きっとオタクと言えるような知識の量があるのだと思うけど、それを主張しすぎずに、「この絵はこんなイメージ」→「よくみるとここがすごい」→「実はこの絵は…」という流れで初心者の心をつかんでくれた。
    また絵画とは関係なく、「勉強して知識が増えていくことが楽しい」といえる、その気持ちを嫌味なく伝えられる、和田さんがとても素敵。赤毛のアンみたいな。読んでいて気持ちよかったです。
    20140719

  • 美術館に行って見たくなる本。

  • ダブルカバー。すごく素直なまなざしで絵画を見ているのだなぁ…と感心した。ひたむきさも感じた。

    絵の中に込められた想い、絵の中に閉じ込められた物語(ストーリー)を自由に想像することの楽しさ。心の感銘をあり方に感銘を受けた。

    絵画は本当に可愛いものが多く紹介されていて、とても読みやすかった。こんな風に自由に想像できる著者の初々しさや感性が素晴らしかった。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 有り S720/ワ/14 棚:13

  • 元アンジェルムの和田彩花が語る美術について。

    自信になぞらえてか、乙女が出てくる絵を紹介してるが、普通に美術史として勉強になった。

  • 面白かったです。
    著者のことはあまり存じ上げないのですが、絵画についてわかりやすく、でも熱量高く語っていて素敵です。
    「かわいい」という視点で絵画を見ることはなかったのですが、こういう見方でいいんだ!と思えました。
    載っている絵画も有名なものばかりで、好きなものも多く、眼福です。
    著者は美術史を学ばれているそうで、もっと彼女の文章を読んでみたくなりました。
    今年は美術館もたくさん行きたいです。

  • 中学生の時に初めてこの本を読んだ。 絵ってどう楽しんだら良いか分からなかったけど、こんな風に自由にストーリーを想像して楽しんでもいいんだ!と美術鑑賞が一気に好きになった。 絵画とあやちょの魅力が詰まった本。今でも時々読み返しています。

  • タイトルが気になって手に取った一冊である。
    実のところ著者は、スマイレージの1人であった。全然知らなくて恐縮であるが、内容は極めて面白く読みやすくできている内容である。
    著者は、アイドルでありながら、美術を学んでいるということで、本書の内容は、着眼点もしっかりしていて、感心してしまう。
    美術を知らない。興味はあるがよくわからない。そういった人が美術に対してわかりやすく解説しているのが本書である。

全17件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1994年群馬県生まれ。アイドル。2009年アイドルグループ「スマイレージ」(後に「アンジュルム」に改名)の初期メンバーに選出。リーダーに就任。10年「夢見る15歳」でメジャーデビューを果たし、同年「第52回日本レコード大賞」最優秀新人賞を受賞。19年アンジュルム、およびHello! Projectを卒業し、アイドル活動を続ける傍ら、大学院でも学んだ美術にも強い関心を寄せる。特技は美術について話すこと。特に好きな画家は、エドゥアール・マネ。好きな作品は《菫の花束をつけたベルト・モリゾ》。特に好きな(得意な)美術の分野は、西洋近代絵画、現代美術、仏像。

「2022年 『エトセトラ VOL.8』 で使われていた紹介文から引用しています。」

和田彩花の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×