明と暗のノモンハン戦史

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569816784

作品紹介・あらすじ

ソ連側の新史料をロシアが公開した今、現代史家の目に「ノモンハン戦」はどう映るのか。史料の綿密な解読に基づく真の姿とは。

感想・レビュー・書評

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  • 400ページ超えます。まさにノモンハン研究の決定版でしょう。
    もう一度読むパワーが今の私にはありません。。。

  • これまで、ノモンハン事件は、日本の負け、とされてきているように思うが、
    将兵や装備の損耗を見れば、引き分けだったようだ。

    それにしても
    出先の関東軍と参謀本部の不統一、
    戦訓を未来に活かさない姿勢、
    帰還捕虜の扱い、
    などは、
    日本陸軍はいただけない。

    戦車将校だった、司馬遼太郎が、
    ノモンハンを描こうとしていたようだったが、
    それが今読めないのはまこと残念。

    もっとも、
    描こうとしていた当時は、
    ロシア側の資料の公開が進んでいなかったので、
    かえって書かなくてよかったかもしれない。

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著者プロフィール

1932年,山口県生まれ。東京大学法学部卒業。官僚として大蔵省、防衛庁などに勤務の後、拓殖大学教授、千葉大学教授、日本大学教授などを歴任。専門は日本近現代史、軍事史。法学博士。著書に、『日中戦争史』(河出書房新社)、『慰安婦と戦場の性』(新潮社)、『昭和史の軍人たち』(文春学藝ライブラリー)、『南京事件―虐殺の構造』(中公新書)、『昭和史の謎を追う』(文春文庫)、『盧溝橋事件の研究』(東京大学出版会)、『病気の日本近代史―幕末からコロナ禍まで』(小学館新書)、『官僚の研究―日本を創った不滅の集団』(講談社学術文庫)など多数。

「2023年 『明と暗のノモンハン戦史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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