物語の迷路 アンデルセンから宮沢賢治の世界まで (めいろ×さがしえ【4歳 5歳からの絵本】)
- PHP研究所 (2012年11月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569782751
作品紹介・あらすじ
物語の世界には夢がいっぱい!迷路とかくし絵さがしの旅へ。本屋さんから出発するよ。
感想・レビュー・書評
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「迷路絵本」シリーズの物語版。これがすごく面白い。
見開きにひとつの物語で、迷路だけが楽しんで学べるわけじゃない。
一粒で何度も美味しい。それはそれは贅沢な物語の旅だ。
まず順序だてて載せると・・
「本屋さんの秘密」→「アンデルセンの世界」→「海底二万里」→「宝島」→「不思議の国のアリス」→「三国志」→「宇宙戦争」→「オズの魔法使い」→「走れメロス」→「ガリバー旅行記」→「銀河鉄道の夜」→「ピーター・パン」
さて、皆さんはいくつ知ってます?
実は見返しと目次から物語の旅は始まっている。
え?そんなこと言われても・・と躊躇しているうちに、ハマってしまう。
どの迷路も難易度による二つのバージョンが設定されている。
しかしそれだけじゃないのだ。
「かくし絵」になっているアイテムがある。
更に、クイズもある。まぁここまでは見開き左ページのミッション。
どの物語迷路にも、逃げるルパンと追うホームズが描かれている。
「三国志」や「海底二万里」にもいるから、ついニヤニヤしてしまう。
もうひとつ。「かくし扉」というものがあるのよ!
それぞれの扉にはマークや数字が描かれていて、同じマークや数字のついた扉のある別の物語の世界へ行けるようになっている。
「かくし扉」から「かくし扉」への旅。最後はどこに行き着くか?
そして最大の面白さは絵そのもの。じっくり眺めていくと、続々と発見がある。
どの物語絵にも、他の物語に登場する人や物がまぎれ込んでいる。
例えば「走れメロス」には、「猫と苦沙弥先生」「カンダタ」「杜子春」「栗を持ったキツネ」「手袋をしたキツネ」「虎」がごく小さく登場。
見つけると「あら、こんなところにいたの?!」と声をかけたくなる。
物語の名場面がいくつも描かれているから、それが分かると面白さもぐっと増す。
元のお話へと誘う、上手い仕掛けだ。
答えが巻末に用意されているが、まずは見ないでやってみて。
幼児からの参加型絵本だけど、大人の方がハマりそう。
読んでチャレンジしてみてね。ポケット版もあるけど大型版の方をお勧め。
「この本で紹介した物語は、長い間したしまれている名作ばかりです。
この他にも、すばらしい物語がまだまだたくさんあります。
ぜひ、多くの物語をよんでみてください。
すぐれた物語は、頭の中で色々なことをおもいえがく力、想像力をそだててくれます。
想像力は、私たちの暮らしにも、人とのつきあいにも、新しいものを知るときにもなくてはならないものです。」 -
迷路やかくしえで頭がシャキとします。
ここにあたのかと自分で気づけると嬉しいし、答えをみて納得できたりして
面白いです。
知らない物語もあってん読でみようかなとも思います。 -
色々な物語の登場人物が出てくる迷路絵本。
本屋から始まってアンデルセンの世界、海底二万里、宝島、不思議の国のアリス、三国志、宇宙戦争、オズの魔法使い、走れメロス、ガリバー旅行記、銀河鉄道の夜、ピーター・パンまで。
ホームズとルパンも登場していて、各ページでは逃げるルパンを追うホームズが描かれている。
更に、各ページには他の物語の登場人物もモブキャラとして描かれているので、迷路を楽しむだけでなく、さがしもの要素もある。
最初に物語の中に入り込める「話のタネ」を本屋で売ってくれたのがフック船長の下っ端という設定つき。
この迷路をするどれだけの人がこれらの物語を読んだことがあるかな。
寧ろ、この迷路から各物語に興味を持つのだろうか。
知っている人も知らない人もいろいろな楽しみ方が出来る。 -
図書館
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8歳6ヶ月の娘
5歳6ヶ月の息子に読み聞かせ
久しぶりの香川迷路
いろんな物語が舞台にあってて
おもしろい
けど子どもたちはまだ知らない物語ばっかり
細かいところまで
じっくり見るとおもしろいんだよなあ -
4歳2月のベスト。
隠し絵にはまる。 -
時の迷路からの2冊目
知ってるストーリーがたくさんあって
面白い
迷路から隠し絵まで本当に深いです。
全く知りませんでした(って、私は何を知っているんでしょ・笑)
これはシリーズになっていますね!
かなり面白そうです。
読...
全く知りませんでした(って、私は何を知っているんでしょ・笑)
これはシリーズになっていますね!
かなり面白そうです。
読書予定に加えさせていただきますね!
な、なんか最近どんどん登場するような(*'▽')
まるで「本の打ち出の小づち」ですね。
福岡ハカセの本は私も読みたかったの...
な、なんか最近どんどん登場するような(*'▽')
まるで「本の打ち出の小づち」ですね。
福岡ハカセの本は私も読みたかったのです。
ありがとうございます!
岩波の赤版で良い本を読みました。
今レビューをぽちぽち書いています。