- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569768809
作品紹介・あらすじ
勤めていた書店をある「万引き事件」がきっかけで辞めることになった月原一整。彼は旅先の田舎町で、ある小さな書店と出合うのだが……。
感想・レビュー・書評
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書店の棚や平台に並べられた本の数々。それらはただそこに黙って、静かに置かれているわけでありません。
書店員さんがこの本を売りたい、お客さまにぜひ読んでもらいたいという願いを込め、さまざまな工夫と努力を重ね、本と読み手との運命の出会いを導いているのだということを、この本で初めて知りました。
店内で起こった万引き事件をきっかけに、ネットなどでの誹謗中傷を受け、長年勤めた銀河堂書店を去ることになってしまった月原一整は、ブログを通して知り合った桜風堂書店の店主を訪ねて旅に出ることになります。
広い空と優しい緑の波に抱かれたような静かな町、桜野町はその名の通り一面の桜の海でした。
私の心の中にも今、はらはらと桜の花びらが舞い降りているような気分です。
これから先どうなるのか、下巻が楽しみです。 -
綺麗。
最初の方は憤りを感じる部分もあったが、段々と道が開けていくようになり希望を持てるようになってくる。
下巻をすぐに読まないと。
書店員さんたちの仕事は大変なんだなぁ。
でもその書店ごとに工夫されている、どこに力を入れているのか、はすぐに感じとれる。
だから書店に行くのは楽しいんだよねぇ。-
初コメです。
理不尽なことは世の中に多いですが、自分を想ってくれる人がいるのは幸せですね♪
下巻の感想も楽しみに待ってます^_^初コメです。
理不尽なことは世の中に多いですが、自分を想ってくれる人がいるのは幸せですね♪
下巻の感想も楽しみに待ってます^_^2023/10/29 -
マメムさん
コメントありがとうございます!
本当に!
自分のことを想ってくれている人は大切にしたいですね♪
いま下巻を読み進めています!
...マメムさん
コメントありがとうございます!
本当に!
自分のことを想ってくれている人は大切にしたいですね♪
いま下巻を読み進めています!
読み終わるのが勿体ない気がします!2023/10/29 -
あじょ子さん、お返事ありがとうございます。
続編もありますから、ゆっくり楽しんで下さいませ^_^あじょ子さん、お返事ありがとうございます。
続編もありますから、ゆっくり楽しんで下さいませ^_^2023/10/29
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自分の人生に満足できるような人間になれ。
自分の居場所を見つけ、小さくともそこに光を灯す人間になれ。
皆誠実で真面目で気を使いながら信頼し合って愛情豊に生活している。
いつまでもそんな日々が続くといいのだけれど、意図せず新しい居場所を作らなくてはならない時も訪れる。
それでも力になってくれる人がきっと現れる。自分も誰かの役に立てるように生きたい。
読んでいて心地よい物語だ。書店員さんの苦労や気持ちが伝わってきて応援してしまう。
読書感想文でなく「読書感想画」というのが出てきた。
この本を読んで貰いたいという一心でPOPの絵を描く書店員さん尊敬します。
今度書店でPOPの絵を見つけたら書店員さんの気持ちを想像してみます。
上巻は桜風堂の店主に出会うまで。
下巻もほっこりしながら読み進められそうです。 -
感想は下巻で。
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本にまつわる小説が読みたくて、探していたらこの本に出会いました。
装丁もとてもキレイ。
書店員さんのお仕事もよくわかる物語です。
みんな優しくて温かくて、でも人付き合いが苦手な人もいて。
共通点は本が大好き。
書店員さん同士の繋がりがある事や、手作りの帯をシェアしているなど知らない事もありました。
みなさん、本を売るためにいろんな工夫をしているんだなぁ〜と。
いつも本屋さんで本を選んで買ってくるだけだったのが、この本を読んで本屋さんへ行く時の気持ちが変わりました。
一整のいる桜風堂書店へ行ってみたい。 -
とても好きな物語でした。
前半部では、相田みつをさんの「ただいるだけで」*という詩と映画「ショーヤンクの空に」の「必死に生きるか。必死に死ぬか。」というセリフを思い出しました。その後は軽やかに物語が進んでいき、終盤、また深く考え始める流れででした。下巻を読むのが楽しみです。
*
あなたがそこに
ただいるだけで
その場の空気が
あかるくなる
あなたがそこに
ただいるだけで
みんなのこころが
やすらぐ
そんな
あなたにわたしも
なりたい -
大好きな作家さんの本ということでようやく読めた1冊。
のんびりとした世界観と、いい人ばかり中だからこそ
主人公が仕事を辞めるきっかけになった出来事は悪意を感ぜざる終えなかった。
まだまだ知られていない書店の仕組み。
本棚に並んでいるのは書店が取次から借りている本なんだってこと。
そして、ほんの僅かな利益を書店、取次、印刷所などが分け合っているという事を知ってもっと本を大切にしてほしいと感じた。
下巻でどうなるのか、桜野町の人々が優しくて良い人だといいな〜 -
桜風堂と言う素敵な名前に惹かれ読み始めました。一整の優しさ、本への愛情と書店の仲間の温かさの中、万引き事件には心が痛みました。ネット社会の怖さも感じました。一整が新たな明るい未来に踏み出してくれることを祈りながら、下巻に進みます。