歴史探偵 近代史をゆく (PHP文庫)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569679488

作品紹介・あらすじ

良いことも悪いこともしながら、人間がつみ重ねてきた時間の跡である歴史は、底がしれなくて、知れば知るほど面白い。本書では、明治から昭和を賑わせた事件の「その後」や秘話を探索。「山本五十六の恋文の行方」「松岡洋右宛・チャーチルの手紙」「東京初空襲の真相」「ロシア皇太子襲撃事件の顛末」など、大胆な推理と新発見で近代史の裏事情を探り出す。

感想・レビュー・書評

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  • 「歴史探偵」である作家・半藤一利さんが史料をもとにした大胆な推理で、日本近代史(戦前が中心)の裏事情を読み解いた本。

    日本近代史のB面(裏事情)に関する考察なので、近代史(特に戦前)の基礎知識を持っていると本書を存分に楽しめます。

  • 歴史探偵と言う割にはあまり推理をしている部分は少なく、情報をつなぎ合わせている程度。取り上げられる題材についても、これといった事件や出来事があるわけでもなく、著者の興味の対象をダラダラと並べているだけのような感じがした。
    ところどころ面白そうなエピソードが出てくるのだが、そういう部分は紹介した程度で終わってしまいもったいない感じがする。
    個人的には、最初の第六号潜水艦の話をもっと知りたいと思った。

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著者プロフィール

半藤 一利(はんどう・かずとし):1930年生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋社入社。「文藝春秋」「週刊文春」の編集長を経て専務取締役。同社を退社後、昭和史を中心とした歴史関係、夏目漱石関連の著書を多数出版。主な著書に『昭和史』(平凡社 毎日出版文化賞特別賞受賞)、『漱石先生ぞな、もし』(文春文庫新田次郎文学賞受賞)、『聖断』(PHP文庫)、『決定版 日本のいちばん長い日』(文春文庫)、『幕末史』(新潮文庫)、『それからの海舟』(ちくま文庫)等がある。2015年、菊池寛賞受賞。2021年没。

「2024年 『安吾さんの太平洋戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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