感動する脳 (PHP文庫)

著者 :
  • PHP研究所
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本棚登録 : 477
感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569672366

作品紹介・あらすじ

かつて人間にとって脳は、記憶をしたり思考をしたりする、コンピュータのような働きをするものと思われていました。しかし最近の研究では、喜び、悲しみなどの感情も、じつは脳が深く関わっているというのが、脳科学の主流の考え方になっています。本書では、「感情と脳との関係」「感動で脳は進化するのか」など、いま最も注目されている脳科学者が、わかりやすく脳と感情の関係を解説した本です。

感想・レビュー・書評

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  • 何となく日々を過ごしていてそんな自分に疑問を持っている、、、
    そのように思う人におすすめしたい一冊です。

    過ぎ去っていく日々の活動における反応には、”幼い頃からの自身の経験による脳の働き”が大きく影響しているというアプローチから始まります。
    過去への考え方とこれからの未来の出来事への考え方、捉え方を学ぶことによって、新たな視点を得るのに良い本です。

  • いろいろと考えさせられる本だった。
    私はよく空を見る。きれいな雲があったら嬉しくて写真を撮ったり、満月が見えていたりするとそれはとても感動する。我ながらひまだなぁと思うっていたがそれは心の余裕があり、人生を彩っている材料だと気付かされた。この気持ちを大事にしたいと思う。
    そしてそんな美しいものを美しいと思える自分自身も褒めてあげたい。昔から安全基地がありポジティブになれる環境があったことにも感謝したいと思えた作品だった。

  • 脳の中にある約1千億の神経細胞は活動し続けている! 「感動する」ということが大切で、感動体験を積み重ねると、脳は活発になるんだと嬉しくなってしまいました。 年齢を重ねても生きている限り脳は育つ。 新しいことに感動し、意欲を持って過ごしていきたい。

  • 一生の愛読書本にしたい。

    感動こそが生きる意味
    感動するために人と関わったり、努力したり、頑張りすぎないことを心掛けたいと感じた。

    感動して涙を流すことが脳を活性化させる
    感動して涙を流すことはそうそうないが、素晴らしいクラシック音楽を聞いて流した涙は忘れることはない。音楽によって脳が働いて音楽が生きる糧となっている。自分が想像している以上にクラシック音楽を愛していることに気づいた。

    一日一回、小さくても大きくても感動できたらラッキーと思って過ごしたいと思う。

  • 面白かった。

    日常の些細な場面で素敵だなと思えたり、
    感動したりできる人の方が、脳科学的にも
    プラスの効果が期待できるというところには
    大いに納得できた。

    目に見えない脳の機能って
    不思議に溢れているし、知らないことだらけ
    だということを気付かせてくれた。

  • .

  • 「感動することをやめた人は、生きていないのと同じことである」  これは、相対性理論を発見した、二十世紀最大の天才科学者と言われているアインシュタインが残した言葉です。人は生きていく中で、実に多くのものに出会っています。たくさんの人たちに出会い、初めての街や風景に出会い、味わったことのない美味に出会う。その一つ一つに感動を覚えることで、人生はキラキラと輝いてくる。

    このように、空白の時間から生まれたものを書き出していくとキリがありません。しかし、空白の時間そのものが何かを生み出すというわけではない。空白の時間に何を見て、何に感動するかということです。

  • 感動 新しいことへ挑戦 セレンディピティ
    など、2020年に読むとありきたりの文章

  • 39906

  • 私は何となく日々を過ごしている、そんな風に思う人におすすめしたい。何となく過ごす日々の裏側には、幼い頃からの自身の経験や脳の働きが大きく影響しているかもしれない。自分自身や日々の暮らしについて、新たな視点を得るのによい一冊。

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著者プロフィール

脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授。「クオリア」をキーワードに、脳と心の関係を探究しつづけている。1962年、東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。
著書『脳と仮想』(新潮社、第4回小林秀雄賞受賞)『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房、第12回桑原武夫学芸賞受賞)『脳とクオリア』(日経サイエンス社)『脳内現象』(NHK出版)『感動する脳』(PHP研究所)『ひらめき脳』(新潮社)ほか多数。

「2013年 『おぎ・もぎ対談 「個」育て論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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