目に見えないけれど大切なもの あなたの心に安らぎと強さを (PHP文庫)
- PHP研究所 (2003年11月4日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569660844
作品紹介・あらすじ
小さな誤解をうけて心が波立つ時。思いがけない挫折にあい、人生にポッカリ穴があいたような気がする日-人は皆、傷いっぱいの日常を生きています。あなたのみじめさやむなしさ、孤独感はきっと、たくましくしなやかな自分を育てる糧になるでしょう。本書は、ひとりの人間としてのシスターの日常や、病の経験から学んだことを飾らず、ありのまま綴る珠玉の随想集。愛と励ましの言葉がここにあります。
感想・レビュー・書評
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購入本。
「置かれた場所で咲きなさい」「面倒だから、しよう」よりは少し複雑なタッチで書かれているけれど、やはり真髄は同じで、折に触れて読んでいきたい本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
真心、思いやり、友情、約束、思い出・・・、眼に見えないけれど大切なもの、沢山ありますね。目には見えませんが瞼の裏には残っています。渡辺和子(1927.2~1016.12.30 享年89) 著「目には見えないけれど大切なもの」、2000.12刊行、2003.11文庫化。こんな生き方ができたら、人を育てる心、愛を知る人のために、心が波立つ日には、大切なものは目に見えない の5つの章立てです。
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人の心の在り方について、日々を振り返り、日常では言葉に出しにくいような事柄を宗教的要素も含みながら、かつ万人にわかりやすい客観的な視点から考察が行われていると感じた。
特に「むくいを求める心」というお話が、私は一番印象に残った。
私自身、人に対して意見を言う、または反論すると言うことが苦手である。特に、駆け引きの場面において人を利用するような行為は、自分に対しても、他人に対してもなぜか白々しい思いがしてしまう。
その行為における利益は時に必要ではあるが、行き過ぎたそれは不快感と共に気持ち悪さを覚える。
「むくいを求める」と言う行為も、ある意味自分に対しての褒美を受け取りたいという利己的な感情によるものであろう。しかしながら、いくら利己的な動機だとしても、完璧にその感情を捨て去ることはできないと思われる。不思議なもので、無意識であるだろうが報酬を求める本能が備わっているからであろうか。
そのため、自らが犠牲となるような -
「さまざまな心の葛藤、そして挫折を乗り越えるには・・・。」
所蔵情報
https://keiai-media.opac.jp/opac/Holding_list/search?rgtn=K23652 -
許すことによって、私たちは自由になる
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著者が母の大学の学長という事もあり、昔から存在は知っていたが、ちゃんと読んだ記憶が無かった。亡くなられたとの事だったので、何か1冊と思い、書店に平積みになっていたこの本を手に取る。
エッセイ一つ一つが、そのまま日曜礼拝説教となってもいい様な内容。言葉も丁寧に選ばれている。フランクルなど、キリスト教界で良く使われる引用が出てくるが、渡辺さんが生きてこられた重みが加わっているためか、陳腐さを全く感じない。
自分を謙虚に見つめている方であるがゆえの説得力を持つ言葉であり、私もその様な言葉を語れるものになりたいと思う。 -
渡辺和子さんが亡くなられた日にちょうど読み終わったことが、印象的である。このような優しく包み込むような考え方、好きです。著書のなかに登場した「こまった時に思い出され 用がすめば すぐ忘れられる ぞうきん 台所のすみに小さくなり むくいを知らず 朝も夜もよろこんで仕える ぞうきんになりたい」という詩がいつも心の何処かにある。死ぬまでに、間に合うかな、こんな心になれるであろうか。
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友達に勧められて借りて読みました。
勉強になる体験談に、わたしも心に強さをほんの少しずつもてたかな?
ただ、作者との年齢が違いすぎて、時代や思考の違いに反発する部分も中にはありました。
でも、いろいろ自分の中でも考えるきっかけになって、読んで良かった本です。 -
購入してから積読してあったのを引っ張り出し、読み始めました。