掃除道 会社が変わる・学校が変わる・社会が変わる

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569643595

感想・レビュー・書評

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  • 掃除をすることに何の意味があるのかはわからない。
    しかし、人間の心を変えていく何かしらの力があるのだと思う。
    この本には掃除によって物事が変わった事象が多々紹介されている。
    そして、読者はそれを素直に受け入れることができると思う。
    おそらく、著者の鍵山秀三郎氏の生き様に文字を超えた説得力を感じるからだと思う。

    本の冒頭には以下のようなことが書かれている(12頁参照)。
    10年、ほとんど私一人だけで掃除をしていました。
    20年、ほとんどの社員が掃除を手伝ってくれるようになった。
    30年、日本全国に「掃除に学ぶ会」が設立された、並行して外国にも飛び火 した。
    40年、治安対策の一環として地域社会の掃除までするようになった。

    多くの人が読んだ後に感動すると思う。

  • -

  • 読んでよかった。

  • 掃除や整理整頓はやると本能的に気持ちがいい。それを経営の観点でみると成果につながりうる、人材育成にもなる。甘く見ることなかれ、侮るなかれ、生活の中にも取り入れたい。

  • 人生を変えるきっかけの一つになった本。

    掃除は修行です。

    死ぬまで続く修行です。

  • 著者はカー用品販売のイエローハット創業者。創業以来40年以上掃除の実践に取り組んだ結果、自社の業績向上を成し遂げた。
    著者が長年続けている掃除道について、学校教育・地域社会・海外活動・青少年の更生など、数々の現場実例を紹介しながらその効力を説明している。
     この掃除道、特にトイレ掃除は素手・素足で行う徹底したものだ。

    (メモ)
    1.なぜトイレ掃除か?
    ①謙虚な人になれる。
    ②気付く人になれる。・・・誰でも出来ることで誰もがしていないこと。
    ③感動の心を育む。
    ④感謝の心が芽生える。
    ⑤心が磨かれる。
    *特に②が大切と思われる。

    2.掃除の効用
    ・気付いたことを億劫がらずにサッと処理する行動力が身につく。

    3.「下座は一切を包容する」
    ・気の毒だ、手を貸したいと人に思わせるまで率先垂範を徹底すること。なかなか出来ない。

  • イエローハットの鍵山さんの本。掃除という、誰にでもできることを誰にもできないほど徹底して行うことで、学校、会社を変えてきた。掃除の効果、実践例、成功例などが書いてあるが、やはり自分でやってみなければわからないと思う。よし、トイレ掃除始めてみっか!という気持ちにさせてくれる。ピンときたら即行動。早速トイレ掃除始めます!

  • イエローハット創業者の方が書かれた本。鍵山さんが掃除に関心をもつようになった背景の両親の少しでも汚れたら掃除を徹底した姿を見ていた子供時代と会社を起こしたときの話。そして、掃除がひろまってゆき、地域・会社・学校で広まりどのような変化があったかの事例がたくさん書かれている。汚れが目立たない前から掃除をするという姿勢に関心を持った。

  • 自問清掃等について書いてあります。掃除で会社、学校が変わる!という謳い文句、あながち間違いではないと思います。

  • スーパーでバイトしてたときに、店内はもちろん、
    店の前も掃き掃除をする、というタスクがあった。
    タバコとかレシートの紙くずとかを自分で掃くから、
    そのとき、私は絶対にポイ捨てをしないと思った。

    「私が何かを捨てたら、それを掃除している人がいる」
    ことを身を持って実感したから。


    ・徹底的に掃除をすること
    ・毎日継続すること
    掃除をすることで、自分が変わり、周りが変わり、コミュニティが変わる。
    町が変わり、日本が変わり、世界が変わる。

    掃除のような小さいことではなく、自分は大きいことをやりたい
    と発言したヤンキーに対して「これが小さいことでしょうか?」
    と尋ねたというエピソードが印象的だった。

    誰かがひたむきに頑張っている人を見て、人は動く。
    人を巻き込むためには、まず自分が頑張ること。

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著者プロフィール

昭和8(1933)年、東京生まれ。昭和27(1952)年、疎開先の岐阜県立東濃高校卒業。昭和28(1953)年、デトロイト商会入社。昭和36(1961)年、ローヤルを創業し社長に就任。平成9(1997)年、社名をイエローハットに変更。平成10(1998)年、同社取締役相談役となり、平成20(2008)年、取締役辞任。平成22(2010)年、退職。創業以来続けている掃除に多くの人が共鳴し、その活動はNPO法人「日本を美しくする会」として全国規模となるほか、海外にも輪が広がっている。著書に『凡事徹底』『続・凡事徹底』(以上、致知出版社)、『鍵山秀三郎「一日一話」』『すぐに結果を求めない生き方』(以上、PHP研究所)などがある。

「2020年 『大きな努力で小さな成果を――平凡なことを非凡に努める「凡事徹底」の生き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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