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感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784568502565

作品紹介・あらすじ

本書は、従来の立体視の本とは違い、現実の生物や建造物の写真を素材とせず、作者たちの脳の中に勝手に立体視として現れたイメージを元にしている。本書に収録されたものはすべて、読者の右目と左目から異なったデータを入れ、読者の内部であるその脳で、立体像を合成させるものである。その結果、かなり現実離れした想像上の図形も、逆にリアリティーを持って確かに現れ、読者を魅了するのである。立体レンズ付き。

感想・レビュー・書評

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  • この本が人工物だとすれば、今まで見た人工物の中で一番美しい本かもしれない。と思う。その本を覗き込んで思ったこと!
    1ページの中に
    左右に描かれた図形のようなもの(あえてようなものとする)を本に取り付けられたレンズ越しに自分の目で覗き込む。
    レンズ越しに覗くと2つの描かれたものはなぜか一つになって目の前の空間の中で立体として現れる。

    その立体がまた美しい。
    線の細さ、図形から読み取れるユーモアに似た感覚。モダンでもあり...宇宙を感じるような...なんとも不思議な世界...。
    美しい...そう綺麗じゃない「美しい」のだ!!

    その美しさを写真に収めたいと思ってiPhoneで覗き込むも...ぺけ

    考えてみれば立体に見えるのはきっと自分の脳のせい...ってことなんだと思う。

  • 3Dアート作品集

    レンズ付きなので手軽に立体視を楽しめる。

    立体視の説明を聞けばそんなものかと納得はするが,立体視を体験した時の感覚のインパクトはその納得のインパクトを凌駕する。

  • 惹き込まれる!!!!!!
    これは、美である。とあるけど、もう美を超える。なんだろう。美しいを超える先の何か。表現できないほどの力がある。

    これを人が作ったものであることが感動を感じさせ、また人しかこれを見ることができないことにも感動がある。
     
    なくせない一冊になるなこれ

  • 2つの凸レンズを覗くと立体的に見える!美しい絵が楽しめる!

  • 2つ同じような絵があって
    付属されてるレンズを使って見ると絵がひとつに見える!しかも3Dみたいに浮きて出て見える
    おもしろい!
    ず〜〜っと見てると気持ち悪くなってくるけどタイトルってどういう意味なんだろう

  • 大人の飛び出す絵本。「たのしぃー!」と脳が叫ぶ。

  • レンズつき。立体視できる、色んな図。
    2016/6/29

  • 付属のメガネを通すと…「あら、不思議」絵が立体的に見える本。一時間ぐらい没頭していたw3Dアートの本が苦手な方でもこれなら楽しめると思う。他の人に薦めたくなるようなおもしろ本。

  • 立体視できることで、
    頭のスイッチが
    いつもは刺激されないエリアが
    刺激されるのを感じる。
    見えなかったものが
    新しく浮かび上がる瞬間、
    それがたまらなく面白い!!!

  • 見開きのページに、一見同じ図版が二つ。これを付属のスコープで覗き込む。
    右目と左目に微妙に異なる像を見せて、読者の脳内で立体を作り上げるという仕組みは、CGの計算によりうみだされる立体感とは全く異なる、愛着のある形を生み出す。

    「これを、美とする」

    異議なし。美しすぎる。

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