現代アート事典 モダンからコンテンポラリーまで……世界と日本の現代美術用語集

制作 : 美術手帖編集部 
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784568430684

作品紹介・あらすじ

モダンアートの基礎知識から現代アートの最先端へ。基本・応用・最新動向まで一冊でマスター。最重要キーワードは40のテーマ毎に分類、巻末にキーワード&人名索引が付く。

感想・レビュー・書評

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  • 網羅性があって大変読み応えがあります。

  • 現代アートを理解するための事典

  • 辞典というほど厚くもなくガイドブックっぽいし、現代アートってなに?的なイントロダクションがあったりとライト層向けの編集だけど、思ったよりも情報量はあるし、執筆陣もきとんとしてるっぽいので読み応えはある。
    しかし、初出が2008年だけあって、項目的には今となっては古く感じるものも多い。新型コロナや東日本大震災はおろか、リーマンショックすら起こっていない時代なわけで、こういう業界は10年もすればまったく変わるんだろう。

  • アールブリュット 生の芸術

    フルクサス、浄化運動

    スーパーフラットにより、芸術とサブカルチャーの境界がなくなった。

  • (以下、門外漢の個人的感想なので悪しからず)

    現代アートを、2000年以降まで体系化した希少なカラー図説という意味で、とても価値の高い一冊だと思う。買って手元に置いておきたい。色々と勉強になった。

    ただ、前半はとても読みにくい。特に大御所谷川渥氏の文体は、何を言っているのか分かりにくい書き方(一文を長々と引き延ばし、否定を繰り返したり抽象表現や他者引用を連投したりすること等)を敢えてすることにより、格調高さを演出しようとする類いのものだから、読んでいてかなり疲れる。興味深いことを述べようとしていることは分かるのだが・・・。

    一方、後半は分かりやすくなっている。近年の芸術を扱うカラー図録はかなり貴重なだけに、とてもありがたい。インテリア・アートとかYBAとか、とても興味深く、楽しく読めた。

  • 現代アート事典 モダンからコンテンポラリーまで……世界と日本の現代美術用語集

  • 率直に言うと現代アートには単純に目で鑑賞するだけなら道端に落ちている犬の糞を眺めるのと大差ないものも多く、それらは相応しい文脈や関わり方をして始めて意味を持つものだったりするものだと思っている。その点でジャンル毎の背景や特徴を記している本書は、私が今後現代アートに触れる際の視点を増やしてくれたように思う。とはいえ何か明確な基準がある訳でもないので、実地には展示や見せ方の方法に左右されちゃうんだろうけど。

  • 「 『西洋の終焉』だの『芸術の終焉』だのを唱えつつ、結局は『世界のコンセキストをつくるのは私たち』という欧米の優越性に対する根源的な怒り。『スーパーフラット』という概念は、『コンテクストをつくるのはアンタたちじゃない。僕らなのだ!』という挑戦である」 ー 141ページ

    よくわからないけれど、とにかくカオスなほうが物事楽しいということはわかります(こなみ)。

    西洋やら芸術やらに限らないけれど、それの全体像を捉えようとする視点というのはある意味、自分の心に訪れる衝撃を減らすような行為だと思っていて、精神衛生上それは有益なのかもしれないが、自分の心にトラウマを残すことは難しくなる。

    よくわからないものが色々ごろごろしているというのは恐怖するとともにワクワクするし、実際に出会ってしまったときの衝撃は自分の心に傷をつくる。

    そしてその傷は何かを産み出そうとするときにおそらくとても大事なもので、先回りして防御陣を張る学者の如き行為というのも損している部分は多々あるのだろうなあと思ふ。

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