火曜日のごちそうはヒキガエル (評論社の児童図書館・文学の部屋 ヒキガエルとんだ大冒険 1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (79ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784566013360

作品紹介・あらすじ

ウォートンとモートンは、ヒキガエルのきょうだい。ウォートンはそうじがだいすき、モートンは料理がだいすき。二ひきは、なかよく、土の中の家でくらしています。冬のある日、ウォートンは、おばさんをたずねることにしました。「ようく、ようく気をつけるんだよ」モートンはしんぱいそう。ウォートンがスキーですべっていくと、雪の上に黒い影!見上げると、ミミズクが、大きなつばさを広げて…。ぼく、ミミズクのたんじょう日のごちそうになんか、ならないぞ!第29回青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選ばれた作品。

感想・レビュー・書評

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  • 小学校低学年から中学年向け。
    アーノルド・ローベルの「ふたりはともだち」(がまくんとかえるくん)が好きな方なら、これも好きなんじゃないでしょうか。
    ヒキガエルの兄弟、モートンとウォートン。このお話はウォートンがメインです。ウォートンが、おばさんにお菓子を運ぶため、雪の中を自作のスキーででかける。道中でミミズクに捕まり「お前を火曜日のごちそうにする」と。すぐに食べないってところでもう先は見えたも同然なんですが、そこに至るまでのお話が素敵ですね。
    シリーズのようなので他の作品も読んでみたいです。

  • キョーレツな印象のタイトルに惹かれて手にとる。
    思ったより文字が多いとチビちゃんたちはのってこない。

    寒い雪の夜、ヒキガエルのウォートンはモートンの作ったカブトムシの砂糖菓子をおばさんに届けたい!と思い立つ。
    寒いし危ないと止めるモートンを残してセーターを何枚も着こんで手作りのスキーで出発したけれど。

    丁寧な生活と温かい家ってなんて素敵なんだろうと再確認する。とても温かくて可愛い絵本。
    動物達の絵がたまらないー!

  • お人好しのカエル、ウォートンが、おばさんのために食糧を届ける途中、ミミズクに掴まってしまう。ミミズクはウォートンを「誕生日のごちそうにする」という。
    タイムリミットは火曜日。食べられる火曜日まで、あと5日!!

    最後の最後、うるっときてしまった〜。
    ヒキガエル兄弟の話、続きも読みたくなる。

  • 原題 A toad for Tuesday
    by RusselL E. Eriekson 1974
    佐藤涼子 訳 2008

    ひきがえるの兄弟
    ウォートン そうじ担当
    モートン 食事担当
    土の下の家でしあわせにくらしていたが

    ある日の食卓でモートンのつくったカブトムシのさとうがしをトゥーリアおばさんにあげることを思いつくウォートン

    外はまだ雪が残っているので反対するモートンに
    たくさん着込んでスキーで行くからと説得してウォートンはでかけていくと~

    途中切り株のところで雪に埋まったシロアシネズミを助け、赤いスカーフをもらう

    ミミズクにきをつけて~というシロアシネズミに大丈夫!と応えるが、すぐにミミズクにつかまってしまう

    ミミズクは自分の誕生日の来週の火曜日に、ウォートンを食べるという
    それまでは高い木のミミズクの家で過ごさねばならない
    ミミズクのいえはちらかり放題
    ウォートンは、ミミズクのでかけている間にそうじをしてすごる
    夜はふたりでお茶を飲みながらおしゃべり

    そしていよいよ火曜日がちかづいてくる
    ウォートンは逃げる準備を整える
    そこにネズミたちが救出にやってくる
    ネズミとともに逃げていると
    キツネにつかまったミミズクをみつける
    ウォートンはミミズクから逃げている途中にもかかわらずミミズクを助ける

    そこでウォートンはミミズクから意外なことを聞かされる・・・

    とっても楽しいお話
    困ったときのウォートンの陽気さ
    ミミズクのこころの移り変わり

  • ハラハラドキドキ。
    食べられる日が明日に迫ってる!

  • こどもと読む本も割とちゃんとした本になってきました。心温まるお話でした。一緒に読んでた息子はジョージを助けて食べられちゃわないの!と心配してました。

  • 子どもに読み聞かせていて、とっても感動した絵本。
    ミミズクに捕まえられカエルは食べられちゃうのか?っていうお話なんだけど、結末が泣けます。息子号泣。
    2匹のカエルのほのぼのとした雰囲気と会話になごむ。
    シリーズで何冊か出てるので、ほかのも読みたいな。

  • 話が通じちゃうからなあ。
    それはとても大きい。
    でも、話が通じるはずの人間同士は争ってたりするわけだ。
    一緒にお茶を楽しむのが大事ということか…?

  • もう一回読みたい

  • 「ウォートンとモートンは、ヒキガエルのきょうだい。ウォートンはそうじがだいすき、モートンは料理がだいすき。二ひきは、なかよく、土の中の家でくらしています。冬のある日、ウォートンは、おばさんをたずねることにしました。「ようく、ようく気をつけるんだよ」モートンはしんぱいそう。ウォートンがスキーですべっていくと、雪の上に黒い影!見上げると、ミミズクが、大きなつばさを広げて…。ぼく、ミミズクのたんじょう日のごちそうになんか、ならないぞ!第29回青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選ばれた作品。」


    『ウォートンはお人よしカエル。真冬なのにおばさんにお菓子を届に出かけた。そして、みみずくに捕まってしまう。5日後の火曜日、みみずくの誕生日に「お前を食べる」と言われ途方に暮れるウォートンだが・・。」
    ・一緒に過ごすうちに少しずつ仲良くなっていく(なってしまう)みみずくとカエル。おしゃべりと、おいしいお茶と、きれいな心地よい部屋は二人の心を平和にしていく。
    ・ウォートンを助けに来るねずみ、そして家でウォートンを待つ友達のモートンのそんざいも素敵。
    ・読み聞かせに◎展開が気になる!そしてハッピーエンド。
    ・挿絵が魅力的。みみずくの顔もカエルの表情もいいなぁ。

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