- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562052523
作品紹介・あらすじ
世界各国に数えきれないほどの種類があり、人々の生活に深く結びついてきたドーナツの歴史。
ドーナツ大国アメリカのチェーン店と小規模店の戦略、ドーナツ最新トレンド、
高級ドーナツ職人事情ほかエピソード満載!
レシピ付。
感想・レビュー・書評
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シンプルに、タイトル通りの本。
ドーナツといえば…の
あの丸くて真ん中に穴のあいた形。
あの形がどうやって「定番」になったか。
材料や製法から、何をもってして
ドーナツという食べ物を定義するのか。
めっちゃ真面目に考察していて
なんでも突き詰めるのはおもしろいなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ドーナツには不思議がいっぱい!
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/722238 -
<閲覧スタッフより>
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所在記号:383.8||ハン
資料番号:10231511
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ドーナツの定義に始まり、ドーナツと社会との密接な関係を紐解く1冊。
ドーナツの定義。これが案外難しい。穴があるかないか、揚げるか焼くか、発酵させるかさせないか。こんなに似た料理が各地にあるとは新たな発見だった。
ドーナツが何の象徴であるかを意識したことはなかったが本書のおかげで理解できた。アメリカ文化の代表、体に悪いファストフード、団らんの象徴である。
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食
ノンフィクション
歴史 -
図書館
このシリーズ本大好き!
古代エジプトでも、ドーナツと似たようなものが作られてる絵があってびっくり。
歴史を知って食べるドーナツの味は、
ちょっぴり違うな。 -
お菓子の図書館シリーズのドーナツ版。コンビニ各社が力を入れている商品の一つで、それに対抗して各ドーナツ店もいろいろな商品を出している。そんな熱いドーナツ戦争が話題になっている。
その一方で、ドーナツは体によくない食べ物として批判の的になることがある。特にアメリカで売られているドーナツは、南米のジャングルに咲いている食虫植物並みの派手な色と砂糖たっぷりの大甘と言うあkラダの中に入れるのに躊躇してしまうものが平然と売られている。
そんなドーナツを定義するとどうなるのか。たっぷりの油で揚げている。ボール状かリング形をしている。やわらかい生地で作られていることが挙げられる。
ドーナツで浮かんでくる国と言えば、アメリカだ。何しろ、数年前日本に上陸して、開店当時ずらっと買い求める人の行列が話題になったクリスピー・クリーム・ドーナツやダンキンドーナツが世界に展開していて、ドーナツを世界に広めている。
ドーナツの未来について著者は、批判する人がいてもドーナツの魅力に取りつかれた人がいる限りなくなりそうにないという趣旨の発言をしている。いろいろな種類のドーナツが発売されていて、これからもどんなドーナツが開発されて売られるのか気になるところだ。 -
大変大変興味深いふむふむ本だった!
こんなに大真面目に、ドーナツの定義とその歴史に取り組む人がいるなんて!!
その情熱だけで、充分にオモシロ・スゴ本ですわ…。
目次の時点でふるってるよね。
『ドーナツとは何か』『古い時代のドーナツ』『アメリカのドーナツ』『帝国主義としてのドーナツ』『文化としてのドーナツ』
まず、ドーナツを定義し(ドーナツには穴がある、という不在の在…とかそういう話ではなく!材料・製法・食感・味の各方面から本気で定義しているのである。)、その起源を探りに新石器時代の化石からたどり始めて、最古の料理書などから歴史を紐解き、ヨーロッパ各地の伝統的な「ドーナツの前身」を比較し、アメリカ人の愛国心に寄り添ったドーナツまでの道のりを語り、現在のドーナツ業界の状況や今後のドーナツ業界の展望まで…。
もう、今後はドーナツひとつ食べるのに、これだけの情熱まで頭が摂取するんだと思うと、迫力ありすぎである。
ほんと、『オモシロふむふむスゴ本』でした!