- Amazon.co.jp ・本 (165ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562049875
作品紹介・あらすじ
恋に悩む人々の話を聞く「失恋ホスト」活動などで得た、のべ400人の恋バナをもとに、
アラサー男子3人が男女のすれ違いについて真剣にボーイズトーク。
きびしい恋の現実に、二軍選手のメンタリティで立ち向かう!
オトコ版 SEX AND THE CITY!
感想・レビュー・書評
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なぜだか、恋バナを浴びるように聴きたい気分になって、こちらの積読本を手に取った。
とても面白く、男子心の勉強になった、気がする。
「桃山商事」というのは、恋バナ収集活動を主とする男性三人組ユニット。
「二軍男子」の「二軍」とは「冴えない非モテ」とイコールなのではなく、自分たちのふがいなさと向き合いながら、女性との建設的なコミュニケーションを目標とし、「厳しい現実と向き合い」「常に危機感を持って努力しつづける」二軍選手のメンタリティのこと。
「モテ自慢」「エロトーク」「オレ語り」と、男子トークにありがちな話題から卒業し、男性版『セックス・アンド・ザ・シティ』を目指しているそうだ。
当時三人は独身のアラサー。
二人は彼女無しで一人は彼女あり。
恋愛遍歴も様々で、収集した恋バナも豊富。リアルならではの生々しいエピソードもずらり。
赤裸々というか、身も蓋も無い意見もあり、面白かった。
仲の良い三人だからこその親密な距離感も嫌味ではなく、常に、こちら側にも開かれているように感じる鼎談だった。
元ネタがラジオのポットキャストというのもあるかもしれない。
今でも聴けるので興味を持たれたら、「桃山商事」「ラジオ」で検索してくださいね。
紹介されていた『世界婚活』という本を読んでみたくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「2軍」の意味がよぉーくわかりますよ。
モテないんだろーなー。
でも、ソツなく彼女とかはちゃんと居るタイプ。
みたいな、居るじゃないですか、そーゆータイプ。
誰もが憧れるようなタイプの「男」ではない。
けど、だから聞いてもらいたい話があるし聞きたい話もある。
リアルに近いからこそ面白いし、恋愛が少女マンガじゃないって、
そーゆー現実チョップ食らわしてくれる最低な本音も良い。
最低で弱くてダサい男、それが現実だぁ! -
別れを受け止めるということは、それまでの時間や関係性を肯定することにもなる。
ついは彼の苦しさで楽しかった思い出を「なかったこと」にしがちだけど、付き合ってた頃は楽しかったわけだし、時間的に考えても、本当は幸せな時の方が断然長かったわけだよね。
何事においても勝手に競争意識を持ち、そのくせ負けず嫌いなのって、男の悪い癖だよね。
男ってしんどい時、遠くで見守ってもらいつつも、事情それとなく察してほしいとかって思っちゃうんだよね。
大変な僕を見守って!そして頑張った僕を超褒めて!
男のやることなんて、ほとんどすべてが「僕を見て!僕を見て!」という自意識の絶唱ですよ。
自分のプライドを守るために、弱いところを認めず、カッコ悪い部分を隠し、見たくないものから目をそらし、聞きたくない言葉に耳を塞ぎ、とにかく自分に都合の良いように体裁を整える。それが男のカッコつけの正体なのかもしれない。
男が理屈や正論を並べ立てる時って、何らかの気持ちをごまかしてることが多いからね。
男って本当に現状維持が大好物じゃないですか。 -
367.9
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男性による恋愛ボーイズトーク。相変わらず面白い。
彼にも読んでほしいかも(笑)
女と男・恋愛観・結婚・セックス。
相手がわかってくれてるのか、という部分と、私が気づいてなかった部分を知れた気がする。 -
4〜5
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面白い。
女子の恋愛論は掃いて捨てるほどあるけどww
男子の恋愛論は、おっさんが上から目線で
書いてるのが多いような気がするので
普通の男子の普通の意見が斬新でござった。
しかし、男子ってやっぱりバカでめんどくさいって
男子自身も思うのね。ww -
男性の恋愛観が垣間見える。男性視点なので女が読むと違和感を感じたりするのではないかと思ったが自他共に認める、おっさんくさい女が読むと共感する話が多い。しかし、セックス・アンド・シティーとはどんな作品なんだろう。