サイバークライム悪意のファネル

著者 :
  • 原書房
3.84
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本棚登録 : 72
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562048908

作品紹介・あらすじ

明日、あなたの身に降りかかるかもしれない"リアルしばり"の本格サイバーセキュリティ小説!ネット上のささいな悪意を集約させるという「殺人販売サイト」ギデス。いったい誰が作り、広めているのか。君島がたどり着いた先は-。

感想・レビュー・書評

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  • ハイテク小説としてはイマイチ

  • サイバーセキュリティ、君島シリーズ第三弾。
    君島がサイバーセキュリティ・コンサルタントとして独立する前、情報開発会社のサイバーセキュリティ担当時代の話が中心。
    会社内の不正経理・横領疑惑の調査と、ネットを通じて展開される完全犯罪システム「ギデス」が平行描かれている。
    相変わらずの面白さ!! &ネットの怖さを思い知らされる。
    君島の恋人?和田との出会い、会話が微笑ましかった。
    (図書館)

  • サイバーセキュリティ系の小説。NISCとか出てくる。

  • 久しぶりの君島シリーズは、意外性もあり面白かった。でもギデス幹部との対決も見たかった。あとがきに書かれている続編が楽しみ。ハッカージャパンの休刊で未完となっている作品も気になる。

  • 君島シリーズ3作目。このシリーズは全5作構成で本作は時系列で言うとシリーズ中最も古い話になると思われる。以下に詳しい感想あります。
    http://takeshi3017.chu.jp/file5/naiyou18203.html

  • 一田和樹さんのサイバーセキュリティ君島シリーズの第3弾。
    企業内の不正経理を追い詰めて様は現代最先端の猟犬に相応しい。
    ぶっきらぼうで下品、でもやる時はやるってのがハードボイルドのいいとこだよね。
    査読メンバーもセキュリティ業界の重鎮ばかりなので荒唐無稽にならない実現可能性へのバランスがとれてて恐ろしくも素晴らしい。

  • 中心は、完全犯罪システムギデス。
    特定の相手ではなく、目撃者0、遺留品なしで殺せる相手を殺す。
    作業を10人以上に分担し、各人は全体を知らないようにする。
    それを1人で行った事にするストーリーと証拠品も用意し、殺人犯になりたい人や誰かを殺人犯に仕立てたい人に売ることもする。
    突然、ネットに個人情報が漏れ、殺人容疑をかけられる主人公、相沢薫は、ギデスを調べようとしたために殺されるのではないかと、不安になり、セキュリティの専門家に相談する。紹介された専門家の君島は偶然、取引会社のセキュリティ担当だった。そして、ギデスとは関係なく、取引先の大会社での横領事件(大会社では3000万は警察沙汰にはしない?)を隠すために個人経営の薫の会社が使われたのだった...
    ギデスを調べるきっかけとなった友人の死の原因は...
    薫が隠したかった自分の秘密は...
    おもしろいが、肝心な事件はハイテクではなく、ソーシャルなものだった。

  • 「悪意のファネル」という言葉がキーワードの本。

    ブログはこちら。
    http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4448784.html

  • 表紙は薫さん?

    サイバー戦争に関わる本を読んでからそれ関連が気になっていたため、柔らかいところから入ろうと…小説から。

    著者が現役社長さんのようです。
    ジャンルはなんだろう、サイバーサスペンス?

    あくまでフィクションだけど、サイバー関連で色々勉強になる。後書き必読ですけど。あと自分何にも知らないな、っておもいました。

  • 少しパワー不足?なんかあざとい感じの手法が鼻についた感。

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著者プロフィール

いちだかずき●小説家及びサイバーセキュリティの専門家、明治大学サイバーセキュリティ研究所客員研究員。I T 企業の経営を経て、2 0 1 1 年にカナダの永住権を取得。同時に小説家としてデビュー。サイバー犯罪をテーマにした小説とネット世論操作に関する著作や評論を多数発表している。『原発サイバートラップ』(集英社)、『天才ハッカー安部響子と五分間の相棒』(集英社)、『フェイクニュース新しい戦略的戦争兵器』(角川新書)、『新しい世界を生きるためのサイバー社会用語集』(原書房)など著作多数

「2022年 『ウクライナ侵攻と情報戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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