あなたを夢みて (ライムブックス ク1-12)

  • 原書房
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感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562043385

感想・レビュー・書評

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  • どこに惹かれたのかが、分かりにくく、元婚約者や嫌がらせの貴族の場面が中途半端に出てきて、盛り上がりにかけた

  • 下層社会のことを描いた小説を書いているサラは、取材のために賭博クラブを訪れた。クラブのオーナーのデレクの危機を救ったサラだが、一見冷たく見える彼にひかれはじめて……。サラには婚約者(候補)がいるけれど、という設定がなかなか珍しかった。そこでひくデレクがえらいっ。そして再び現れたサラの押せ押せとか、デレクの実質ヘタレ・犬体質が面白かったです。まーそこまで虐待されて育ったら、臆病にもなりますがな。放蕩者ではありますが、それを全く楽しんでないよな>デレク。そして、彼が「本当はいい人」なのがよく伝わってきました。サラもなかなか楽しいキャラで、そしてそして意外とジェナーくんが可愛らしくて面白かった。

  • 田舎から出てきた小説家のヒロインは、執筆の調査のため賭博クラブのある貧民街の通りにいた。
    そこで襲われる男性を目撃したヒロインは思わず持っていた拳銃で暴漢の一人を撃ってしまうも暴漢を撃退する。
    ヒロインが助けた男性は取材したいと思っていた賭博クラブのオーナーだった。
    ヒロインは取材のため賭博クラブに出入りすることを許されるがーー。

    小説のあらすじにはヒロインは"地方貴族の娘"って書かれているけど小説を読んだ限りでは一庶民にしか思えなかった。少なくとも貴族ではないよね…? 不思議。

    評判のヒーローがどんなものかと思っていたけど、確かに影があってセクシーでワルで愛を知らずに孤独に生きてきた男性が恋に落ちて彼女なくして生きられないみたいになっているのって萌える。
    でも最初は内気で堅めのオールドミスに見えたヒロインが実はとっても無垢で優しくて思いやり深くて、でも意外と積極性もあってっていうヒロインの魅力もなくしてこの物語は成り立たなかった。
    結婚して結ばれて終わりじゃなくてその後の話が続いていくのも良かった。
    しかしあんな危ない元愛人を野放しにしておくとは脇が甘いヒーローである。

    1994年。

  • 【再読】kindle版入手したので読んでしまいました。最初に読んだのは発売当初だけど、何度読んでも魅力的なストーリー。やっぱりいいです。サラと出逢ったことによるデレクの戸惑いや心の葛藤や内面の変化、そういったものの描かれかたがデレク萌えのポイントなんだなぁ。ついでに「冬空に舞う堕天使と」も読みたくなっちゃった。あぁもうどストライクです。

  • 田舎の娘で小説家のサラと、娼婦の母に貧民街で産み捨てられた過去を持つ、高級賭博クラブの経営者のデレク。デレクが何者かに襲われているのをサラが助けたことで出会った2人。サラはデレクに関心を寄せるも、彼女のために頑なに遠ざけるデレク。過去の女からの危険な嫉妬。数々の萌えポイントを散りばめつつストーリーは展開します。デレクのかっこいいセリフにやられっぱなしの一冊。純粋かつ、芯の強いサラも良かった!

  • 最後、ヒロインはどえらい玉の輿に乗れた ほんと、ぺリーと婚約解消して正解だったね
    ジョイスの件はヒーローがあほ ジョイスの事を分からなさすぎ 別れ方が綺麗ではない 女と綺麗に分かれるのも男前の条件
    クラブの従業員たち「書き物なさってるわ」廊下を抜き足さし足で神聖な儀式が執り行われているように囁く ←こういうシーン好き やっぱリサパスは良いね
    リリーがやたら出てくる “あなたのすべてを抱きしめて” でリリーの奔放さが無理だった私にはリリーが登場過多だと思った ゴメン
    端役ですが…クラブの支配人ワーシーが良い! h/hがくっついて、ワーシーが一番大喜びしてんじゃないかと ワーシーにも春よこい(*^^*)

  •  奔放なヒロインを描いた話題の小説家でありながら、田舎町で暮らすサラ。取材のため訪れたロンドンで、傷害事件に巻き込まれ、ひとりの男を助けるはめに。その男は賭博クラブのオーナー、デレク。賭博クラブ取材のため近づいたはずが、知るほどに彼に惹かれていき……。
     ヒロインのキャラクターがいい。勇敢で破天荒かと思えば忍耐もあり、かわいい。HQにありがちな振り回し系ヒロインであるといえばあるのだが、納得もでき好感が持てる。
     リリーやワーシー、娼婦たちなどの脇役もよく、暗くなりがちなヒーローの周囲を明るく彩る。
     敵役ジェシーの執念深さはターミネーターやキャリー並。スコットランド幽閉くらいじゃ、命ある限り追いかけてきそうな句がするのは私だけだろうか……。
     ふたりの思いが通じ合わせる部分がわりとさっくりと感じたのと、結ばれてからが少し長く感じたので☆4つ。

  • 自分の幸せなんて考えない、まっすぐな少女に汚いこともしてきた自分は触れてはならない。そんな風に考えるデレクの苦悩が切なくて大好き。
    サラの愛情によって救われるデレクがいいなー。
    彼女を失うことを恐れる溺愛な感じもつぼ。
    とにかく飽きずに楽しめる。

  • デレクsideの話がかなりイイ
    気に入りの部類

    内容(「BOOK」データベースより)
    英国の地方貴族の一人娘で新進小説家のサラ。次回作執筆のためにロンドンを訪れていた彼女は偶然、一人の男性の命を救うことに。彼は高級賭博クラブの経営で若くして巨万の富を築いたデレク。貧民街で孤児として育ち、愛を知らず、金の力だけを信じて這い上がった、裏社交界の有名人だった。取材のため彼のクラブへの出入りを許されたサラは、その人柄で店の従業界たちに親しまれる。まっすぐな愛情と好奇心に満ちたサラに、デレクもまた魅了されはじめていたが、態度では彼女を冷たく突き放そうとする。危険な魅力にあふれるデレクに、サラは思いを慕らせるのだが…そしてある夜、クラブで仮面舞踏会が開かれた。生きる世界があまりにも違う2人の運命的な出会いのゆくえは?邦訳が待ち望れていた超話題作、ついに刊行。

  • この間コミカライズは読んだ

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