チェ・ゲバラ伝

著者 :
  • 原書房
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本棚登録 : 53
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562031009

作品紹介・あらすじ

革命のロマンティスト、情熱の生涯。

感想・レビュー・書評

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  • 社会主義や共産主義の枠組みに囚われずただただ、大国からの搾取や政府、上流階級から貧民への搾取をゲリラ戦闘を通して、止めようとした人。
    アルゼンチン人でありながら、キューバの発展のため、身を粉にして働く。
    しかし、南米の国民性・技師の不足などにより、チェ・ゲバラのやりたい事は中々進まない。
    というより、周囲がついていけてない印象。

    本書を読み、私は、彼を特定のイデオロギーに囚われて行動した人だとは思えなかった。
    ただ純粋に、大国からや上流階級からの搾取、それにより発展や自立ができなくなっている国を救おうと行動した人だと思う。
    一貫した彼の行動は、本当に尊敬に値する。

    彼がただ、キューバ革命を成功させたヒーローという偶像だけでなく、彼の信念や人間性を知ることが必要だと思う。

  • 夢中で読んだ。率直であり、純粋。当時のラテンアメリカの状況をよく知らない以上、軽々しいことは言えないが、まっすぐな人生がとても魅力的であることは間違いない。

  • ゲバラについて、キューバ革命に参加した位の知識しかなく、どういう経緯か分からないが無性にその人物像に触れてみたくこの書を入手した。
    彼の人間性、当時の南米の現実、非常に伝わった、特に彼が聡明で農民を大事にし無用な略奪は行わず、徹底して反権力(この場合北の鷲)に対抗したこと、よく理解しました。

  • 590.初、並、カバスレ、帯付
    2011.6.13.鈴鹿ベルタウンBF

  • チェゲバラがどういった人物だったのかがよくわかった。
    それ以上に、チェゲバラが行った革命というものが、どういった時代背景のもとに行われたのかがよくわかった。

    自分もチェゲバラのように高い志をもち、その信念に向かって生きていきたい。

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著者プロフィール

一九三一年東京生まれ。横浜国立大学経済学部を卒業後、読売新聞社を経て作家生活に。六七年『風塵地帯』で日本推理作家協会賞を、六八年「聖少女」で直木賞を受賞する。推理・サスペンス小説、スパイ小説、歴史小説、伝記小説など広範囲なジャンルで硬筆な筆をふるう。

「2019年 『ガラスの階段 特捜検事 新編集版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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