ナチが愛した二重スパイ

  • 白水社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560026427

作品紹介・あらすじ

ロンドン暗黒街の悪党チャップマンは、ナチのスパイ訓練を受けて母国に舞い戻る。しかし英国側スパイの「ジグザグ」に転身し、ドイツを欺くミッションを命じられるが…生か死か、愛か裏切りか、手に汗握るノンフィクション。

感想・レビュー・書評

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  • 面白くないわけではないんだけど、看板倒れ。というかタイトル詐欺。
    「ナチスが愛した」というより、ナチスの諜報機関のトップという程でもない人物に気に入られたというに過ぎない。スパイとしても赫赫たる成果を挙げたというほどでもない。
    役回りとしては、イギリスがとっくに解読済みだったエニグマを、さも解読していないフリをするための沢山の芝居の一部というところ。
    ナチスのスパイマスターが配下のスパイが成果をあげないと、自分の評価が下がるので、逆に成果を成功と捉えようとするあたりが面白い。組織の中って、そういうもんだよねえ。

  • (欲しい!) 二重スパイ

  • 3週間くらいかけて読んだ。生粋のワルなのに戦争では異様なほどの愛国心を発揮するチャップマン。ドイツのスパイマスターフォングレーニングとの裏切りつつも結ばれた絆が複雑だけど印象的。

  • 二週間で4冊はさすがに、無理だった。残念ながら一時返却します。

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著者プロフィール

イギリスの新聞タイムズでコラムニスト・副主筆を務め、同紙の海外特派員としてニューヨーク、パリ、ワシントンでの駐在経験も持つ。ベストセラー『KGBの男 冷戦史上最大の二重スパイ』をはじめ、『英国二重スパイ・システム ノルマンディー上陸を支えた欺瞞作戦』『キム・フィルビー かくも親密な裏切り』(以上いずれも小林朋則訳、中央公論新社)など諜報戦を追った著作に定評がある。『ナチを欺いた死体 英国の奇策・ミンスミート作戦の真実』(小林朋則訳・中公文庫)は映画化もされた。

「2022年 『ソーニャ、ゾルゲが愛した工作員』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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