うおつか流 食べつくす!: 一生使える台所術 (かんがえるタネ)

著者 :
  • 農山漁村文化協会
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784540191459

作品紹介・あらすじ

「エシカル」は時代の流行だが、エシカルな食生活を送るといいながら、冷蔵庫で野菜を腐らせるなんて言語道断。食べものを無駄にしないためには技が必要だ。非正規労働者の増加など格差が広がり、家賃や携帯代金など、生活のため黙っていても使ってしまうお金が増えるなかで、若者は食費を切り詰めて不健康な生活に陥りがちである。これからの格差社会を生き抜くために、しっかりした食のスキルを身につけたい。それには、個別のレシピを覚えるのではなく、自分でつくるために共通するノウハウを身につけることだ。

感想・レビュー・書評

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  • チキン棒は作ってみたい

  • 料理の本と思って読みはじめ、生き方の本として読了しました。ものを持たない暮らしでも、一方的に持ち込まれたものでも、時間や道具や燃料の条件が悪くても、どんな場面でも食べることは、これまでの知識・技能を持って乗り切れるし、探究するに値する楽しいことだと理解しました。大正昭和の台所に学ぶことも多く、93年のタイ米輸入も読んでいて学食の工夫されたメニューを懐かしく思い出しました。

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著者プロフィール

1956年、福岡県生まれ。食文化研究家。著書に『国民食の履歴書――カレー、マヨネーズ、ソース、餃子、肉じゃが』『刺し身とジンギスカン――捏造と熱望の日本食』『台所に敗戦はなかった――戦前・戦後をつなぐ日本食』『昭和珍道具図鑑――便利生活への欲望』(いずれも青弓社)、『食育のウソとホント――捏造される「和食の伝統」』『食のリテラシー』(ともにこぶし書房)、『食べかた上手だった日本人――よみがえる昭和モダン時代の知恵』『食ベ物の声を聴け!』(ともに岩波書店)、『冷蔵庫で食品を腐らす日本人――日本の食文化激変の50年史』(朝日新聞社)など。

「2023年 『幻の麺料理 再現100品』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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