- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784537260847
作品紹介・あらすじ
レジェンド経営者の超効率仕事法。「残業代ゼロ」ではなく、「残業ゼロ」が世界の常識。リーダーを目指す人が知っておくべきスキルが満載!
感想・レビュー・書評
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2018/01/
◦ 小さく試す
◦ 21世紀のイノベーションはインターネットによる問題解決から生まれている
◦ ゴールに最短距離で到達するために、どんなアプローチをすべきか自分の頭で考えることが重要 -
2014年4月 残業代ゼロ法案報道→残業自体をゼロにすべき
より短い時間でより高い効果を上げる→世界の会社はそういう人材を求めている。
日本 国民は優秀だがリーダーは三流、非常識☆国民自体が決められたことしかできない証明
能力の低いリーダーに振り回されないように自分自身の能力を高めて自己防衛することが大切
原発事故 当初レベル4→批判後レベル7→死者が出ていないため6とすべきであった。周辺諸国への風評被害
論理的な説明が苦手でその場の雰囲気で判断する日本のリーダー→危機に際してリーダーが論理的に説明できないことは国民の不安を増大させる最も良くないこと
リーダーが世界標準にならないと国民が優秀でも限界がある。
日本への投資→日本で事業をする以上、日本人を経営陣のトップに据えたい→雇用が流動化していない日本では人材がいない→優秀な人材は日本の大手企業が終身雇用を前提に抱え込んでいる。
1つの会社にだけ勤めていた人=ガラパゴスの良いイグアナ→経営者候補にはなれない。
職を変えていない人は伸びない→普遍的な実力をつけるために、選択肢の1つとして転職することも視野にいれておくこと
コンクール(合格者○人) イグザム(○点以上は全員合格)
フランスの大学入試バカロレア→点数で入れる大学が決まる→大学より名門とされる教育機関グランゼコール(行政分野のエナ・国立行政学院 技術系のエコール・ポリテクニーク)
フランスの小学生 偉人の文章を暗記→知識の基盤があるからこそ高校生になって論理を組み立てる練習を積むとバカロレアの哲学の問題を回答できる。
エリートとそれ以外を差別しているのか?→昔の貴族、階級を否定してきた国→民間人の中から国を発展させる能力の高い人を選ぶという考え方
仕事において絶対の正解はない→論理的に考えて自分で正解を決めていく
マニュアルなし、答えの決まっていない問題→日本人対処できない
仕事=初めは苦しくてつまらないもの→実績が上がって初めて面白いと思える→結果を出して喜びを感じるようになるのが仕事
組織はトップダウンであるべき→上司が指示、やり方は部下に任せる。
ヨーロッパ人 仕事は高得点を競うゲーム
マックの原田CEO どれだけ連続で実績を上げても減収になったら責任を取らされる外資系企業→日本の経営者と実力に差が付くのは当たり前
×頑張った→スポーツと同じで結果が悪ければ解任
リーダーを目指す人は、周囲からの人気を喜ぶのではなく、結果にこだわり、結果に喜びを見出すことが重要
強く決意すれば必ず結果は出る①デッドラインを付け、少しでも早く効率を上げて仕事をやろうとしたか②1秒を無駄にしない気持ちで集中して働いたか③頭をフル回転させて解決策を考えたか
ドイツの会社にて ブルーワーカーとホワイトワーカーのロッカールームを区別
欧米 入社してすぐホワイトカラーの仕事→頭の使い方を身に付ける。
日本…赤信号は渡ってはいけない→青なら大丈夫だ/欧米…危険がなければ渡る→自己責任
欧米の労働者 自分の健康を保つのは自分の責任→日本人の過労状態は理解できない
残業する余力=理解できない→欧米人のエリート 短時間労働でも十分に頭脳が疲労
体力を温存し、頭を定期的にリフレッシュ
人間の頭はパソコンと同じで使い続けると効率が低下
ヨーロッパ人の休み 仕事の対極=遊び→仕事から離れること
休暇の過ごし方=場所を変えること 場所を変えて家族でいつもの日常生活を送ること☆すべての書類をエバノへ→どこでもストレスを感じない
日本 体力のリカバリー ヨーロッパ 頭のリフレッシュ
量をこなして仕事を終えようとするのではなく、頭を使って生産性を上げ、短時間で仕事を終わらせる。
稼ぐシステム しまむらの物流システム 配送トラックが夜中に店舗→運転手がシャッターを開けそこへ荷物→翌朝、店舗でシャッターを開け必要な商品がOK
ITシステムは自社で開発すべき→会社は生きている→会社の変化に合わせてITソフトも変更
習育 形式知(マニュアル、教科書) 暗黙知(ダメだから改善することを自分で見つけていく)
ホウレンソウには大反対→痛い思いをして自分で考えて成長
常に「どうして?」とロジカルに考える。→感覚で判断することを続けていると、職場全体が悪循環のサイクルに入りやすくなる。
「何を食べたい?」→外国人は理由を説明出来る人が多い。→練習しておくこと
ILO条約132号 連続2週間の有給休暇→批准していない
仕事の生産性を上げるためにも有給休暇をきちんと使うべき
日本の会社も国際的な波に影響され有給休暇を見直さざるを得ない。お盆、年末年始の日本人全員休みも変わるだろう☆安倍政権の働き方改革は?外圧か?
CEO executive execute 実行する→日本の社長は計画をつくってばかり
会議で現場の実行の話をすると社長はわからない→計画の話をして主導権を握っているだけ→会議を有効なものにできない会社は非生産的な組織
デッドラインを設ける→誰が何をいつまでに
トリンプ ブラのみ到着、ショーツが未着→セット納品へ、販売員「同じショーツもいかが?」→中国の工場出荷段階でセットへ→仕事はやればやるほど次々と課題が出てくる。
売上が下がり切ったところで投入するのではなく、山が下がり始めたらすぐに新商品→連山のように高い山の状態=八ヶ岳マーチャンダイジング
広告宣伝よりメディア戦略 100万円投資オフィス消灯システム→イルミネーションのようで話題
時世を表す変わり種のブラ、ショーツ→メディアの関心
GEの経営者ジャック・ウェルチ リーダーの条件 Energy Energize Edge(困難な問題にも解決を下す) Execute
現代のビジネスにはEthicsを追加
PCDA CDAが重要
社長がつくる戦略の多く→コンサルが得意とする言葉選びの戦略
戦略=現場に近いドロドロしたもの 戦略がつくれるのは現場の第一線にいる30代40代
なぜか日本の社長は外資系のコンサルに言われるとすばらしいものだと思いやすく、値段が高ければ高いほど良い案に思えてくる。
現場の日本人若手のアイデアと変わりなし
どの会社でも改善案は社内にある。
30代になったら 後輩を効率的に動かす。少ない労力で仕事が回るシステム構築
伸びていない会社の多くは、計画作りにばかり力を入れて実行を重視していない。→計画は必ず狂う→計画は完成度よりスピードが重要
あるコーヒー店 おススメのコーヒーなのに10分→おそらく商品開発部門とオペレーション部門がうまく連動していない。
店がすべての通信簿→本社…顧客には関係ない。
ホウレンソウ→カーナビのようなもので本人にとっては何も身に付かない。指示待ち人間
ビジネスにはスピードが大事だ→と言いながら、未だにデッドラインを設けていない会社
日付のデッドライン 時間のデッドライン→残業せず定時で終わらせる→残業があると甘い気持ちでいるからスピードが上がらない。
ソフトバンクの留守電 20秒のアナウンスが邪魔→日本はあらゆる面でもっとスピードアップしなければいけない。
終業後の時間になったら、自分の好きなようにのんびりと過ごす。
残業ゼロを目指すためには、残業代を極端に高くするしかない。
日本の会社では30代の給与が抑えられている→×残業代で稼ごう→〇さらなる実力をつけることに重点を置くべき
休暇中は体ではなく頭を休ませる。頭を休ませリフレッシュさせるのが本来の休暇のあり方
なぜ、英語を勉強するのか?→諸外国の人に振り回されないため 国際会議で一人ポツンとしてしまう日本代表
世界中の方言は消えていく運命にある。(鹿児島弁→若い人話さない)
ドイツ系企業→一人でも外国人がいると英語へ切り替え→国際標準の会話手法
日本国内で文法や単語→外国へ行くと飛躍的にレベルアップ
日本の国際空港の整備の遅れ→政治、リーダーシップの欠如の結果
空港でのタクシーング(飛行機の地上走行)の遅さ エスカレーターの遅さ(安全かもしれないが子どもや高齢者に合わせることで社会全体としては巨大な損失を生んでいる)
日本では誤った形で弱者に対する配慮が行われている。→少しでも問題があると自己責任の部分は忘れられ、責任者探しになる。
フランス ガードレールのない道 制限速度90キロ→郊外で車を走れば、フランスの自己責任という考え方がよくわかる。
自己責任という意識の薄い日本では、スピードは一番下のレベルに合わせようとする。
フェールセーフ→何か問題が生じた場合、安全の方向に傾くように設計する。
日本独自のやり方 昔と違うのは情報
海外に振り回されるくらいなら、こちらから参戦し、その中で活躍していくべき
日本人が主導権を持って世界標準を取りに行くべき(世界標準を取りに行く時に読み間違えたのがガラパゴス化) -
良く知られている当たり前のことしか書いてない 話を聞くなら面白い人なんだろうけど 内容も飛びすぎで雑談レベル
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日本のビジネス社会は、指摘されている「働き方」のみならず、タイトル、給与体系、福利厚生まで、確かに多くのことがガラパゴスであることに違いない。
本来、愛されるべきガラパゴスなのだと思うが、社会制度に日々欧米制度の浸透(法令上も)が進む環境の変化を考えると限界なのかもしれない。 -
日本の企業で働き続けている自分には、当たり前だったことが世界の非常識であると知ってびっくりした。月並みな感想となるが日本のよいとこ、世界の良いとこをうまく取り入れた仕事の進め方ができればと思った。
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■書名
書名:世界標準の働き方
著者:吉越 浩一郎
■概要
より短い時間で、より高い成果を上げる──。
世界で通用する働き方とは! ?
外資系女性下着メーカー、トリンプ・インターナショナル・ジャパ
ンを19期連続、増収増益に導いたレジェンド経営者、吉越浩一郎が、
グローバル化時代を生き抜くために、世界の会社で求められる働き
方を解説。
「残業ゼロ」「デットライン」など、スピード・効率・実行を重視
する「吉越流超効率仕事法」の極意がわかる。
これからリーダーを目指す人が知っておくべきスキルが満載!
ビジネスマンに不可欠な「世界の常識」が身に付く。
備えさえあればグローバル化も怖くない。
今すぐ長時間で非生産的な「日本式ガラパゴス仕事」を脱しよう!
(From amazon)
□仕事はゲームと割り切り、全力を投入する
□残業ゼロで心も体も最高の状態にする
□思い切った決断はするな。日々の小さな判断を重ねよ
□担当者に考えさせれば、2分で上司の仕事は終わる
□スピードアップにはデッドラインをどんどん付ける
(From amazon)
■気になった点
・世の中の事は何でも一定枠があるから、社会は全てコンクール
であるということを、頭に叩き込んでおくべきだ。
・一回でも売り上げを落とせばクビになる世界で生きてきた経営者
と売り上げを落としてもほとんど責任を問われない経営者に実力
の差がつくのは当然である。
・社員の意識を変えるには、徹底する事である。
すべては徹底度で決まる。
・商品のせいにする前に、まずはやるべきことを徹底的にやる。
・スピードアップには、デッドラインをどんどんつける。
・集中する時間を決める事で、成果は変わる。