- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784537260427
作品紹介・あらすじ
「政府の財政は黒字にしなければならない」「国債を発行すると、国の借金で破綻する」「公共投資や社会保障支出はムダである」「政府は小さければ小さいほど良い」今、新聞やテレビで経済学者らがもっともらしく語ること-。新古典派経済学をベースとする経済政策のウソを正す。
感想・レビュー・書評
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この本を本屋さんでみかけて気になったので読んでみた本。
著者の本は何冊か読んでいます。書いていることは毎回ほぼ同じです。
オリンピックの開催で首都圏は否が応でも公共投資が増えてくると思います。首都圏以外にどのくらいお金がまわせる政策ができるのか、また、地震が多い昨今において、どれだけ政府の借金を気にせず対策にお金を避けるのか、その辺が分かれ目な気がします。
ブログはこちら。
http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4609045.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ニユースに騙されない日本経済の真実
経済評論家、三橋貴明氏の本。著者の本は何冊読んだか忘れた。
『法人税減税』をしても利益を出している会社は3割だけであり得られる税金の増加額は微々たるもの、むしろ企業が国内に設備投資をした際に税金を下げる『設備投資減税』の方が良い。
公共事業をやり過ぎたせいで赤字国債がこんなに増えたでしょう、、と吹聴する輩がいるが、これは嘘。実際に増えているのは税収不足を補うために発行する『赤字国債』だけであり、公共事業投資のための『建設国債』は増えていない。著者は政府の公共事業・公共投資は賛成の立場。しかし、国民の消費や投資を減らす消費税増税には反対の立場。
大手新聞がよく用いるフレーズ。『日本国民は一人あたり〇〇の借金を背負っている』 しかし銀行を通して巨額のお金を日本政府に貸し付けている最終『債権者』であり、これは変えがたい事実である。
EUは域内関税なし、通貨は共通。こんなリングで、ストロー級ボクサーのギリシャと、ヘビー級ボクサードイツと戦わなかればならい。もちろんヘビー級ボクサーが勝つのは当たり前で、結局EUは勝ち組と負け組に分かれてしまう。顕著に現れるのは失業率。これをグローバリズムと切り捨ててもいいものか? EUは長続きしないだろう。
いつも通り読みやすく、歯切れがいいので面白い。 -
マスコミでもっともらしく語られ、なんとなくそれが真実だと思われている経済政策は本当なんだっけ?何でそうなんだっけ?と思ったらぜひ。
例えばこんなこと「常識」と思いこんでいないだろうか?
・公務員は多すぎるから削減すべき
・規制緩和は成長戦略の要
・人口減少がデフレの原因
・消費税は増税すべき
・公共事業は削減すべき
・法人税を減税して外資を呼び込むべき
・「国民1人当たり○百万円の借金」が増え続けている
・日銀に国債を買い取らせるとハイパーインフレになる
・日銀の独立性は保たれていなければならない
・TPPには参加すべき
・再生可能エネルギーが原発にとって代わる
明日からニュースの見方が変わるかも??