銀の鎮魂歌 (KAREN文庫 Mシリーズ)

著者 :
  • 日本文芸社
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本棚登録 : 119
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784537141030

作品紹介・あらすじ

愛が憎しみに、光が闇に。青年王ルシアンの寵愛を一身に受けていた小姓キラが、王の妹と関係をしたという誤解から、まっさかさまに転落しゆく運命を描いた哀感のメルヘン。

感想・レビュー・書評

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  • しっかりストーリーは纏まっていても、こういう救いの無い悲劇はやだなぁ。王様!もっと冷静におなり!

  • 強く結ばれた絆が未熟ゆえに狂気に翻弄された悲劇。(BLCDでの)健気受けの石田彰の演技に涙

  • 面白かった。綺麗にまとまったお話。軽い読物。

  • 備考:ドラマCD化

  • ドラマCDで耳から出逢った小説。挿絵を替え再出版されたおかげでやっと手にした作品です。CDで泣かされ、読んで泣かされました。というより 読み返して泣かなかったことがないという感じです。純文学に分類しても遜色ないBLだと私は思うのですが・・・。表紙からしてBLっぽくないですし。何年たっても色褪せない名作です。

  • とても悲しかった。この狂おしいほどの執着と健気すぎる犠牲愛はBLの醍醐味だな、と思った。

  • 今更感想を書くのもはばかられるくらいの名作。この本、ドラマCDとも涙なしで物語の最後まで到達したことがありません。今、ひとたびこういうのを書いてくれる作家さんが現れてくれたら…!

  • 未読

  • 超有名作品に今さらコメントするのはおこがましいのですが、泣きました。
    読む前から大体のあらすじは知ってましたが、やっぱり切なかったです。死にネタってのは、どうもね…。でも、いっそこれぐらい登場人物たちに容赦ない方が、物語としては美しいこともあるのですね。中途半端に救われても、読者としては「なんだかなぁ〜」と思うっていうのも真実ですし。
    ドラマCDも発売されており、その脚本がこの本の巻末に収録されています。一読しましたが、中世に書かれた物語(シェークスピアとか。言いすぎ??)みたいだなと思いました。CDも聞いてみたいですね。

  • なんと言っても表紙といい中身といい、絵が綺麗。凄い。それで買った俺がいる。
    内容は薄いファンタジー要素+中世ヨーロッパ風味で、設定だけでも丸々ファンタジーな文庫本に登録しても良いくらい。この世界覧が、こってりせず、あっさりもしていない。作者には悪いが…わざわざBLにしなくても…と言うくらい、世界覧が綺麗過ぎる。
    最近お堅い本に慣れてしまった所為か内容がちょっとあっさりしててうーんという感じになってしまったのは気のせいにしたいということで。
    アレなシーンもリアリティが欲しかったとかどうでもいい。
    けれど情景描写はなかなか良いほうであると思っている。BL小説で厄介扱いされがちな女もきっちりストーリーに組み込んでいるところも良い。
    BL小説だから仕方が無いのかもしれないが、やっぱり内容が深く掘っていないところと、ところどころ飛んで分かりずらい描写があったりするところが残念である。
    俺的良作。

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著者プロフィール

福岡県出身・在住。
「小説June」にてデビュー。
代表作に「間の楔」シリーズなど。
ドラマCDのシナリオも数多く手がける。

「2022年 『純銀のマテリアル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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