- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784535586802
感想・レビュー・書評
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食品の機能性を主張する人たちは特定の食品や成分について、医薬品の薬理作用に近いものを期待している場合が多い。しかし、もしそのような明確な作用を持つ特定の物質であれば、それは医薬品として開発される。医薬品であれば、その物質がどのような作用と副作用を持ち、どう使えばいいかといった情報が必ずある。他方、機能性食品にはそれはない。とある健康食品業界の方は機能性食品とは「気のせい食品」とまで言い揶揄している。冗談ぬきでまさにそのとおりであると実感させられるのが本書。大事なのは栄養や人体の生理機能について正しい知識を持つこと。医薬品を疑似し、安全性にも問題があり、もっともらしくて作られる健康食品。値段のほとんどがマーケティング費用である事実は決して見逃してはならない。
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健康食品・天然・自然・昔から食べているもの
などが、どれくらい安全が確認されているかがわかります。
農薬・食品添加物を忌避する人達にぜひ読んでもらいたいですね。
https://seisenudoku.seesaa.net/article/494772925.html -
健康食品の各成分のこれまでの健康被害やエビデンスの信憑性の低さ(医薬品と比べて)について説明されている。
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テレビはどのチャンネルも健康番組、間に挟まれるCMは健康食品。ウンザリして新聞を手にすると、これまた健康食品の広告だらけ。そんな状況に疑問を感じ、適切な情報が欲しくて読み始めた。そもそも健康食品って何よ、というところから骨太な説明が続く。文字通り、自分と、家族を守るために必要な知識。
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Kindle
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いろんなものをまんべんなく食べる、食べ方を工夫して食べることがリスクを減らすのに有効。ヘンテコサプリは卒業しよう
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カバーに「機能性食品は気のせい食品!?」とあって、これは巷間にあふれるなんちゃって機能性食品をバッタバッタと斬りまくる痛快本かと期待して読むとはずされる。タイトルに偽りがあるわけではないのでそう思い込むほうが悪いのだが。医薬品と食品の違いから説き起こし、間に諸外国の例を詳細に挙げながら、最後にそもそも食品の機能とは何かと大上段に振りかぶる。きわめてまっとうな内容であり、特に外国の実例や規制の話はまとまって目にする機会がほとんどないので、読んでいてとても勉強になる。しかし、残念ながら一般の人がきちんと最後まで読み続けられるかというと疑問符がつかざるを得ない。難しすぎるのだ。これでは嘘っぱちだらけでもストレートでわかりやすい某医学博士の健康本に負けてしまう。この著者だからこそもっとわかりやすい一般向けの啓発本を書いてほしかった。
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2016/02/18
機能性食品は気のせい食品
売る側買う側の欲望を反映したもの。