- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784535559349
作品紹介・あらすじ
近年、注目を集める因果推論。その代表的手法であるランダム化比較試験(RCT)を用いた政策効果の測定方法を、第一人者が解説。
感想・レビュー・書評
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数式が多く苦手の人にはちょっと面倒だけれど、EBPMやRCTの基本を学ぶには最適
解説が初心者になるかなり参考になるかな詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/566639 -
経済学者にとって不可欠な研究ツール、ランダム化。因果推論の代表的手法であるランダム化比較試験(RCT)を用いた政策効果の測定方法を、第一人者が解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
関西外大図書館OPACのURLはこちら↓
https://opac1.kansaigaidai.ac.jp/iwjs0015opc/BB40263388 -
副題にランダム化比較試験入門と書いてありますが、ランダム化できない場合にどうすればいいかの記載がしっかりしており参考になりました。そのほかありがちな悩み(検出力の計算、完全なランダム化ができない場合、脱落の扱い等)について、こんな時どうすればいいのかが抑えられており非常に実践的な内容となっています。
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The book explains the tips to apply the randomised trial for policy evaluation very clearly. It covers the process of the practices from concept development to induction. You can refer to the book topic-wise, on which you have questions or get a deeper understanding during your practice.
The last chapter, written by a Japanese researcher, added useful insights into practices, facilitating revision and further study in the area. -
開発経済学ハンドブックの第4巻第61章の翻訳。監訳者による解説付き。
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◎こころ:無作為ランダム化比較試験(RCT)は医学分野だけでなく社会学分野でも広く行われている。
○ツボ:医療福祉教育分野の社会実験によるRCTを知っておく。実験ができないときは自然実験ができないか検討する。
☆問い:あなたの研究分野でRCTをするとしたらどんなデザインになるか? -
2021.80
・エビデンスは使いたいと思うニーズの喚起、つくる、伝える、使うのサイクル
体型的に実験手法と被実験手法の理解ができる
・エビデンスギャップマップのようなものが日本にも必要
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原著:“Using Randomization in Development Economics Research: A Toolkit”
(Handbook of Development Economics, Vol.4 Ch.61)
「エビデンスに基づく政策形成(EBPM)」のエビデンスを作るための手段として,2019年ノーベル経済学賞のテーマでもあったRCTが注目されている(ちなみに2021年も因果推論で受賞,主な手法は差の差分析)。本書はRCTの基本についての説明のほか,RCT以外の手法にも注目している。 -
本書を読むまで、RCTを聞き齧って「ランダムに割り当てするだけだろう?簡単そう」と思っていたが、本書を読んでからはRCTはディープな世界だと認識を改めました。
多くの実例を元にRCTの実施時に検討すべき数多くの事項がコンパクトに説明されており、RCTのコンセプトは知っているが、まだ本格的に学んだことはないという人には最適な入門書だと思います。