聖書を読んだら哲学がわかった キリスト教で解きあかす「西洋哲学」超入門
- 日本実業出版社 (2021年8月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784534058737
感想・レビュー・書評
-
●人間とか神について、これでもかと書いてある方が聖書なんです。聖書はいわば「人間の取扱説明書」。少なくとも中世までは哲学と神学は一緒だったんです
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
西洋哲学を「聖書とギリシア哲学(プラトン−アリストテレス)」の二軸で解説した画期的な哲学入門
座標軸の一は「聖書軸」
=「神の存在を認めるか、認めないか」
座標軸の二は「プラトン−アリストテレスの軸」
=「思想が内向き(プラトン)か、外向き(アリストテレス)か」
この二軸をx軸・y軸にとった「哲学者マップ」があれば哲学者同士の思想の違い、時代の流れがひと目でわかり、カントもヘーゲルもニーチェももうこわくない!
《ゆるゆるだけど斬新な哲学入門書》──帯のコピー
・哲学とは“あたりまえ”を疑う学問
・社会は「わたし」と「わたしたち」を往還する
現代社会の病理を打破する武器=哲学を手に入れるために
副題は「キリスト教で解きあかす「西洋哲学」超入門」
著者はTwitterフォロワー10.7万人超(2021年9月)の人気アカウント@kamiumachを運営する教会員2人のうちの「まじめ担当」
同著者による前著
『上馬キリスト教会ツイッター部のキリスト教って何なんだ?』
「まじめ担当」「ふざけ担当」共著による2冊
『上馬キリスト教会の世界一ゆるい聖書入門』
『上馬キリスト教会ツイッター部の世界一ゆるい聖書教室』
拠って立つところが明確でわかりやすい、キリスト教入門おすすめの3冊もあわせて
この著者にこのテーマで書かせた編集者の慧眼に敬服 -
まとめ方が秀逸。骨格ができる感じ
-
哲学はあたりまえを疑うことから。
著者が哲学にハマった経緯から始まり、その後聖書を読むきっかけの話が続きます。
それから哲学者の始まりが続くのですが、
タイトルの聖書を読んだら、という部分はあまりリンクせず、哲学者の話が前半濃厚に続くので世界史の勉強ぽくなってちょっと大変でした。
文章はフランクで読みやすく、面白かったです。
哲学者の名前が大量に出てきて、その時点でごっちゃになったので、
哲学者の名前を把握してから読んだほうが面白いんだろうなぁと思いました。 -
哲学にとって聖書(というか神の存在)は切り離せない存在であることが歴史に沿ってわかる本
宗教や哲学それぞれの側面で書いてあることが多い中、この本は互いの合流点がうまくまとまっております、納得感が+になりました。 -
感想考察中
-
哲学に明るくないので、入門書として読了。コロナ禍以降に書かれた書籍なので、時代状況も反映させながら、難しく感じる哲学を飽きずに読めるよう、親しみやすい言葉に咀嚼しており、作者の行き届いた配慮を感じた。繰り返し読み込みたい。
-
キリスト教や聖書がどうのこうのというのは関係なしに、めちゃくちゃオススメの西洋哲学入門書。
哲学って面白い!
きっとあなたもそう思える。