儲かる! 相場の教科書 移動平均線 究極の読み方・使い方 (儲かる!相場の教科書)
- 日本実業出版社 (2018年1月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784534055552
感想・レビュー・書評
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投資。テクニカル分析。
移動平均大循環分析というらしい。
基本的には移動平均線の使い方に関する本。
指数平滑移動平均の利点と、テクニカル分析での値動きのサイクルについて学ぶ。
恐らくテクニカル分析の初心者向けに、基礎的なことを簡潔に書いているように思う。
シンプルで分かりやすい。要練習。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3本の移動平均線だけで期待値の高いタイミングを判断し買い・売りを行う手法。短期・中期・長期の移動平均線の並びと傾きからトレンドを判断し、トレンドの方向に玉を建てる。移動平均線以外のテクニカルやファンダメンタルは全く使用しない。
判断の方法や売買の方法が簡潔で、練習は必要だと思いますが実践はしやすい手法と思います。
気になるのは、著者の小次郎講師が最前線で相場を張っているかどうかという点。教育には力を入れているようですが、自身で稼げていない場合、この手法の有効性が問われます。
===以下本文から引用==========
・価格と移動平均線ではなく、2本の移動平均線を用いてゴールデンクロス・デッドクロスを判断する理由は、「だまし」を減らすため
・押し目買いは、中期線と長期戦が上昇している状態で短期戦だけ下降していれば押し目と判断できる。買うタイミングは、中期線を割り込んでいた短期線がもとに戻って、上から短期線・中期線・長期戦の並びで間隔を広げながら3本の線が上昇を始めたとき。
・値動きの小さな投資対象には本手法は不向き。変動率が大きいもの、トレンドが出やすいものに適している。株式であれば大型の国際優良株よりも新興株。FXなら米ドルよりも英ポンド円のほうが向いている
・タートルズは1回あたりのトレードのリスク量を具体的に明示している。「1回あたりのトレードで許容できる損失の最大上限は、投資用資金の1%」というルール。20日ATRが1%以内になるようにポジション数を調整する。さらに、リスク分散の観点では、1ユニットあたりの最大リスクを1%とすると、1)同一銘柄は4ユニットまで、2)相関の高い銘柄は6ユニットまで、3)相関の低い銘柄は10ユニットまで、4)買いと売りを合わせて12ユニットまで
・タートルズでは、ロスカットについては「各銘柄のノイズは2ATR以下である」と結論づけている。この幅を超える値動きがあった場合にはロスカットをすべき。 -
移動平均線の意義と活用方法が明確にわかった。道が切り開けた感覚。見えていなかった暗い先が光で照らされた。
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意外に知らない移動平均線の読み方とチャレンジのタイミングについて特化して書かれた書籍。
投資方針がファンダメンタル分析に寄ってるので、テクニカル分析も知りたくて読了。
各種指標、個別株、FXすべてに応用できる手法だろう。少なくとも、大局や大枠の潮流を読める。
移動平均線を読むにあたり、気をつけること、大きな潮流、読む際に知っておくべき用語がふんだんに書かれているのでかなり勉強になった。
ただし、以下の点には十分に気をつけたい。
•この方が実際の投資家か。著者も書いてるが、このテクニカル分析手法は過去分析にのみ効力を発揮するため、未来を予測するものではない。著者がこの手法で勝ち取ってるのか?過去の分析は結果論のため、変な話誰でも分析はできる(言ったもん勝ちなため)
•ファンダメンタル分析は企業の良さや世間の評価。対してテクニカル分析は需給バランスの結果論と捉えた時、肝心の『この時の人の心理状態は?』はわからない。 -
流し読み
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いままで感覚的に理解していたことが文章で説明されていて、いまさらながら「そういうことか」と理解した。
他の投資書籍では結局どうすればいいのかが曖昧だが、この本では「こうなったら買う(売る)」という解説が明確だった。
またこの手法を磨くためには、どのようなトレーニングを行えばよいかも具体的に書いてある。
実践できれば勝率アップに繋がりそうだ思えた。