教養としての「税法」入門

著者 :
  • 日本実業出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534055156

感想・レビュー・書評

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  •  さらっと税法の知識を仕入れたいと思い購入。
     どの分野でも歴史は大事だと著者が言っている通り、税法の歴史的背景を語り口調で説明してくれるので読みやすく理解しやすい。
     青色申告制度や源泉徴収制度、法律と通達と判例の関係など、仕事が経理なのでよく聞くけどいまいちわかってない自分のような人に貸してあげたい。

  • 一般の読者向けに書かれた税法の入門書です。

    重要な事件の判例を紹介しながら、税法の基本知識が親しみやすい文章で説明されています。また、税法の根本的な考えかたにそのつど立ちもどってていねいな解説がなされており、知識ゼロから税法の本質に近づくことのできる本だと感じました。

    わたくしは、税金についてごく基本的なことを知っておきたいと思い手に取ったのですが、藤田宙靖の『行政法入門』(有斐閣)や『伊藤真の憲法入門』(日本評論社)などを思わせるような内容で、これから本格的に税法について学ぼうと考えている読者が最初に読む本としても役立つのではないかと思います。

  • 著者は税務案件に携わってきた弁護士で現在は大学教授。税法の基礎について軽く読めた。
    税法は、侵害規範であるがゆえに、文理解釈が大原則で、民法や商法で広く見られる類推解釈などは基本的には認められない。この原則は悪質な相続税回避スキームを取り扱った武富士事件でも通底している。
    また、弁護士として事件に関わった経験から、国税当局や裁判所(地裁、高裁、最高裁それぞれ)に対する見方が垣間見れて面白かった。

  • 勉強になりました。
    本書でも言及があった、源泉徴収と年末調整という制度によって、給与所得者が税について知らないまま一生を過ごすという一面に対して、
    個々人がこう言った本で勉強していくのが大事なのだな、と思いました。

  • 税金について漠然としか知らなかったが、法律によってちゃんとルールが定められていること、ルール枠内でしか課税できないことなど、初めて知ることができた。税法の歴史についても解説されていて、現在に至るまでのバックグラウンドを知ることができる点は、まさに教養・入門としてオススメかと。

  • 「税とは何か」に対する回答を得るのにいい本

  • 文字が大きく、余白も多かったのでページ数で予測した時間よりずいぶん早く読み終えた。教養レベルで軽く税法を撫でるのにちょうどいい難易度だと思う。

  • 税金の仕組みのことが歴史的背景を踏まえてよくわかる。

  • 大学時代、ほかの人があまり履修しない税法をかじり、結構興味がある分野。
    文体が優しいので読みやすいと思う。

  • むむむ。なかなかためになるぞ。会社員も一度読んでおくといいかもしれない

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著者プロフィール

青山学院大学法学部教授、鳥飼総合法律事務所 客員弁護士

「2023年 『新・税務訴訟入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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