- Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
- / ISBN・EAN: 9784534016218
作品紹介・あらすじ
爆発・加速する情報と人が手にする価値ある情報との落差、それをどう埋めていくか-。情報の「師」ワーマンが、その方法をやさしく楽しく手ほどきする。
感想・レビュー・書評
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理解する。理解してもらう。
カリキュラム開発のヒントがたくさん。
この本の内容を少しずつ理解していこう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
出版されたのは1990年。20年前なので情報選択という意味では古いが、本としてはおもしろい。構成が工夫してあって、内容も楽しい。
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情報が溢れている時代にあっては、
情報選択の力が重要になる。
本書は1990年に出版されている。
インターネットが発達する前の段階で、
情報の本質、情報があふれる社会の本質について触れていて興味深い。
情報とは何か、
意味ある情報とそうでない情報を区別するとはどういうことか、
そして学ぶとはどういうことか、
情報を使いこなせるとはどういうことかについて考えさせられる。
知らなくていいということを知るということが、
実は結構大事だと思う。
古くはアリストテレスが無知の知と指摘した、
そのことである。
情報を手放せるから情報を活用できる。
情報を知識や知恵にしていくにはどうしたらよいかを知っている。
情報を知るより、
情報の生かし方を知る。
読み応えがある1冊。
“しかし、理解のためにもっとも本質的な要件は、何かがわからないときに、それを容認できる能力である。わからないことを認める能力があれば、束縛から開放される。全部知ることはない、と自分自身を許せば、ずっとリラックスできる。この状態が、新しい情報を受け取るのに理想的な心の状態である。新しい情報にほんとうに耳を傾け、耳を澄まそうとするなら、心を気楽な状態にしなくてはならない。” -
情報不安症にどうやって対処するか、その対処法が書かれている。
特に気に入ったのは、新聞やテレビのニュースなど見なくても、特に困らないということ。
なぜそのニュースが選ばれたのかは考えなければ。 -
セイゴウ氏(訳)+ワーマンの強力タッグの究極の一冊。
これも、学生時代に購入。
小生の以後のデザイン生活を決定づけた重要な本の内の1冊。
情報不安症に陥れさせないためにデザインでは何ができるのか?
基本的な事を教えてくれた。 -
本をほとんど読まない(!)というZIBAの濱口さんの推薦書、手にとってみたら松岡正剛翻訳。これは読むしかない。
。。。って感じで情報過多になっちゃだめですよ、って話のはずなんですがねw
松岡正剛による訳者あとがきによると、日本語の本の96%がリダンダンシーだという。残りの4%をどう捉えるか。(まぁ、速読の肝もそこにあるわけですが)
僕というフィルターを通すと、次の5つにまとめられます。
1.情報はあまりに多く、時間はあまりに小さいと認める
2.知らない、ということを認める
3.新しいアイデアを知ったら、既存のアイデアとつながりを見つけるようにする
4.自分の問いを見つめ直す
5.指示をするときは情報を知らなかった状況を思い浮かべる -
図書館で借りること。
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●未読◎◎◎関連
★リチャード・ソール・ワーマン〜建築家として教育を受け、著名なTED会議を創設、85を超える著書が扱うテーマは多岐にわたる。その人生における唯一の情熱は、情報をわかりやすくすること。http://www.visualogue.com/speakers/wurman_j.html