運慶×仏像の旅 (諸ガイド)

著者 :
  • ジェイティビィパブリッシング
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784533120824

感想・レビュー・書評

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  • 仏師として有名な運慶の作品、人生を知ることができます。
    本書を読んで、実際に作品を見に行きたくなりました。

  • 2022.11.23

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 運慶仏の魅力紹介と運慶仏を訪ねる旅のガイドを兼ねた1冊。監修者山本勉先生(清泉女子大学教授)による運慶仏の鑑賞ポイントの解説や、運慶作あるいは運慶とゆかりの深い仏像を所蔵する西日本、東日本の寺社の境内の見どころや周辺の立ち寄りスポット含めた実用情報もご紹介
    ★巻頭グラビア=運慶作の仏像の美に、顔、手、衣文などをクローズアップした迫力のある写真で迫ります。
    ★運慶仏の魅力に迫る「仏像の見かた」
    山本勉先生に、運慶のデビュー作といわれる円成寺の大日如来坐像から、集大成といわれる興福寺北円堂の弥勒仏坐像まで、運慶仏の魅力をたっぷり
    ★「運慶の旅」=運慶作といわれる仏像を所蔵する寺や運慶ゆかりの地を巡り、仏像の美と運慶の事績を解説。
    運慶仏以外境内の見どころ、周辺の食事処など立ち寄りスポットもMAP付〈東日本〉=願成就院/浄楽寺/瀧山寺/足利樺崎寺跡/称名寺 〈西日本〉=円成寺/高山寺/興福寺/東大寺/金剛峯寺/六波羅蜜寺/東寺/浄瑠璃寺
    ★「運慶ものがたり」=天才仏師・運慶の生涯と事績を年代ごとに川口澄子さんのイラスト入り
    ★「運慶のここが好き」=運慶ファンの著名人4人に運慶が好きな理由や好きな運慶仏について
    山下裕二さん(美術史家・明治学院大学教授)
    薮内佐斗司さん(彫刻家・東京藝術大学教授)
    梓澤 要さん(作家) 田中ひろみさん(イラストレーター)
    ★運慶仏大きさ比べ /高さ21cmの明王像から8.5mの金剛力士像まで、運慶作品の大きさを比較してみました!

  • 運慶仏のある寺をめぐる。旅行ガイドも兼ねる。仏像写真も充実。

    特集仏像の見かたなど、デビュー作の円成寺、大日如来の印を結ぶ手がすこし腹から離れていることで立体感がでているなど、なるほど~気づかなかったことも書いてありためになる。

    この本に出てくる寺、私はほとんど行っているなと、感慨深く思った。ただ、この本を読むと、もう一度づつ行きたくなる。

    先日の上野博物館での運慶展で、八大童子(高野山)、四天王・無著菩薩(興福寺)の生命感の生々さに衝撃を受け、改めて、運慶に再度興味がでてきた。博物館で360度、劇的な照明で見れる迫力のなせる技。
    お寺で暗い中見るのが本当の仏像の見かただと思いつつ、運慶仏は、照明映えするな。
    一度は観たことある仏像のはずなのに、初めてみるかのような衝撃を受けた。ある意味イタリアなどでみた有名彫刻群と同じような「歴史を経て生き続ける実体」のリアリティが。

    ということで、この本は、博物館の興奮をもって、そうそう、ここにこの仏像はあるんだよね~などと楽しめる本です。

  • 数々の名品の美しい写真と、作品データや解説、収蔵されているスポット案内まで、全体的によくデザインされている。先日開催の運慶展で作品群を一挙に堪能したが、これほど凄い技巧に接すると、作者が名匠運慶かどうかはむしろ気にならないほど。活躍期が武士の世が始まった時期と重なっているのも興味深く、鎌倉新仏教の例と同様、躍動感と生命力漂う運慶の芸術は、日本有史以来の変革期に漂っていたエネルギーが養分だったに違いない、などと感じた。

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著者プロフィール

監修:山本勉(やまもと・つとむ)
1953年、神奈川県生まれ。東京芸術大学美術学部卒業。同大学院博士後期課程中退。日本彫刻史専攻。鎌倉国宝館長、半蔵門ミュージアム館長、東京国立博物館名誉館員、清泉女子大学名誉教授。
著書に『日本彫刻史基礎資料集成』鎌倉時代造像銘記篇(共編著、中央公論美術出版)、『鎌倉時代仏師列伝』(共著、吉川弘文館)、『完本 仏像のひみつ』(朝日出版社)、『日本仏像史講義』(平凡社新書)、『運慶大全』(監修、小学館)などがある。

「2024年 『みほとけの推しほとけ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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