90日で成果をだす DX(デジタルトランスフォーメーション)入門

著者 :
  • 日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532323301

作品紹介・あらすじ

5G、AI、サブスクリプション……。
「デジタルトランスフォーメーション」に必要なのは、「デジタルの知識」ではなく、問題を正しく定義し向き合うことだった。数々の現場で課題に向き合ってきた著者が、90日でできるDXの方法を伝授する。

◆2020年春、5Gの普及が本格的にスタートする。それに伴い、IoT・サブスクリプション・AI・D2C・OMO・MaaSなど、デジタルトランスフォーメーション(DX)を迫る流れは加速する。このような時流のなかで、企業はどんな戦略を描き、戦術を選び、目標を定めればいいのか。元リクルート最年少執行役員で、現在はDXの専門集団Kaizen PlatformのCEOを務める須藤憲司氏が、中国・シリコンバレーなどをふくむ豊富な海外事例と、自社事例を交えて解説する。

◆「DXを自分達で引き起こさない限り、他社が引き起こす社会変革の波に巻き込まれる」と著者は主張する。日本では、「メルカリ」の登場で子ども服やベビーカーを取り扱っているブランドが業績を下げた。子ども服は子どもの成長によってすぐに使えなくなるため、中古市場に出回りやすく、ベビーカーは作りがしっかりしているから古いものでもいいし、使い終わった後は高く売れる。メーカーは、自分たちのビジネスがメルカリに破壊されるなんて多分考えていなかったはずだ。DXは「誰か」が必ず引き起こしていく津波のような大きなトレンドであり、その影響を受けない個人、企業、産業、国家は存在しない。

【DX達成までの5ステップ】
1モバイルを中心に考える2動画活用(顧客体験のリッチ化)3データ活用4リアル接続5ビジネスモデル変革

本書の特長は、他部署を巻き込み、達成の難易度もあがる4や5に取り組む前に、小さく早く改善が期待出来る1~3までを細かいステップに分け、90日で達成できるように紹介していることだ。1~3のステップを達成していくことによって、4や5に取り組むための着実な土台をつくることができるようになる。

感想・レビュー・書評

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  • 『90日で成果を出すDX入門』

    1.著者
    KAIZENプラットフォーム社長。
    彼らの経験をもとにした、現場感溢れる読み物です。

    2.デジタルトンスフォーメーション
    新聞、雑誌、WEB。
    この言葉で溢れています、

    デジタルトランスフォーメーション。
    定義は、お客様が事業会社の提供する体験を通じて、wow!を感じ、結果として事業会社の売上高成長へ転じることです。

    したがって、デジタルによる業務改善は、デジタルトランスフォーメーションではありません。

    3.書籍の意義
    デジタルに限らず、自社事業を評価、再定義するうえで有効と考えています。

    1から5月のビジネス本のベスト3には入ります。

    #読書好きな人とつながりたい。


    読みやすさ
    理解しやすさ
    そして、何よりも、できること、一歩めが踏み出せることが良書だ。

  • DXとは?という概念に明確に答えてくれており、これからDXを取り入れようとしている担当者にお勧めです。自身の会社や部署の本質を掴むところから始まるので、解決策がDXではなかったとしても得る物がありそうです。

  • ●一分野マスター読書「DX」6冊目。「移動コストが下がる技術」への資本集中には注目したい。

  • まーまーかなー

  • 読みやすかった。
    DXはそこそこ知ってたので新しい発見はなかった。


    ■キーワードは以下。DXをはじめる取っかかりになるかも。

    ・コネクテッド
    あらゆるものをインターネットでつなぐ。データの相互連携をする。
    ・シェアリングエコノミー
    資産や時間、スキルなどよ資産を貸し借り、共有する仕組み。
    ・サブスクリプション、サービスを購入するのでなく権利を買うビジネスモデル。
    ・Sass、
    ・クロステック、既存産業にテクノロジーを掛け合わせて新たな市場や価値をつくる。
    ・D2C、Direct to consumer、顧客とダイレクトにつながる。
    ・IoT
    ・ロボティクス
    ・Maas


  • 無駄口少なくケースもちゃんとありデザインも良い

  • とても読みやすい内容でした。

    DXの入門編としてお勧めのの本です。

    ポイント
    1)
    これから、DXの新潮流により世界が様変わりします。
    この潮流に上手く乗ることが重要であり、その為にPoC を取り入れアジャイルで進める事の大切さが書かれてます。

    2)
    顧客体験をデジタルを活用してどう改善するのか?
    その為に必要な我々のリテラシーが、デジタルに起きている潮流を正しく理解するリテラシーと、それを正しく活用して自分たちを変えているリテラシーが重要

    3)
    全ての個人とデジタルに接点が生まれたこれからの時代はユーザー主権主義である事を正しく理解して、良い顧客体験を設計しユーザーとの接点を持ち続ける事が大事

    4)
    これまで出来なかった事でも、一度リセットしてHow might we どうすれば、できそうか?の問いを行い、新たな気持ちで発想する事が大事

  • なにをやるかではなく、なんのためにやるのか。
    どんな手段をつかってではなく、どんか進め方でやるのか。
    この2つが重要だと感じたい。

    具体的には
    できることから検証し、アジャイルで進める
    顧客体験を考える
    モバイル→データ活用→リアル接続→変革
    レガシーシステムを前提としない

  • わかりやすい事例とそこから導く説明、そしてdxのみならずビジネスや日常における重要なことをも説いてくれる本でした。
    dxを詳しく、という訳ではなくゼロ知識のまま全体的な構図を学ぶという自分には良かったです。
    しかも読みやすかったので、他の本も読みつつ改めて読み直したいですね。

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著者プロフィール

Kaizen Platform代表取締役
2003年に早稲田大学を卒業後、リクルートに入社。同社のマーケティング部門、新規事業開発部門を経て、リクルートマーケティングパートナーズ執行役員として活躍。その後、2013年にKaizen Platformを米国で創業。現在は日米2拠点で事業を展開。2020年に東証マザーズに上場し、企業の顧客体験DXを支援する「UX」「動画」「DX」の3つのソリューションを大企業を中心に提供。著書に『90日で成果をだす DX入門』(日本経済新聞出版)『ハック思考』(幻冬舎)。

「2021年 『総務部DX課 岬ましろ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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