経営継承の鎖: 「歴代成長」企業のDNAを探る

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
2.00
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532321871

作品紹介・あらすじ

バブル崩壊後20年以上続いた日本のデフレ不況。1990年代末、ダイエー、三洋電機、山一證券などが経営破綻に追い込まれた。2000年以降、日本を代表する巨大企業も相次いで過去最大の赤字に陥った。いずれも経営継承を機に、長年の企業体質のひずみが顕在化した結果だ。
今や巨大企業といえども、歴代盛衰を繰り返すのは当たり前のようになった。ところが同じ時代、経営継承を機に衰退することなく、代々成長を積み重ねてきた企業もある。
トヨタ自動車、ブリヂストン、三菱電機、アサヒグループHDなどは、歴代社長期ごとに着実に時価総額を上げてきた。こうした企業を「歴代成長」企業と呼びたい。
歴代盛衰を繰り返す企業と、「歴代成長」企業――。
人材や仕組みに大差のない巨大企業が継承後の盛衰を分けてきたのはなぜか。この問いに「犯人探しではなく構造を解き明かす」のが本書のテーマである。
謎を解く鍵は、企業DNAに刻まれた組織の記憶と感情にある。それは、歴代の経営慣習によって積み重なり、無自覚に人々の意識や行動を縛って企業体質のひずみを生む。そこには複雑に絡み合った鎖のかたまりのような構造があるが、その中から盛衰のパターンを見出していく。

感想・レビュー・書評

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  • 東2法経図・6F開架:335.21A/Ma74k//K

  • 「企業のDNA」というフレーズに惹かれて読んだが、だいぶ違う内容だった。
    経営会議の最適人数は6人だそう。

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著者プロフィール

松田真一 (まつだ しんいち)
天理大学附属天理参考館特別顧問・香芝市二上山博物館参与
1950 年奈良県生まれ。奈良県立橿原考古学研究所調査研究部長、同附属博物館長を経て、現職。
【主な著書・寄稿など】
『吉野仙境の歴史』文英堂、2004、『重要文化財橿原遺跡出土品の研究』奈良県立橿原考古学研究所、2011(以上、編共著)、『遺跡を学ぶ92 大川遺跡』新泉社、2014、「墓室壁画的保存與課題」『察色望形 有形及無形文化資産研究與保護』國立臺南藝術大學、2016、『奈良県の縄文遺跡』青垣出版、2017、『縄文文化の知恵と技』青垣出版、2020(以上、単著)、『葛城の考古学』八木書店、2022(編著)などがある。

「2022年 『高松塚古墳と墓室壁画の保存』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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