ROIC経営: 稼ぐ力の創造と戦略的対話

制作 : KPMG FAS  あずさ監査法人 
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532321857

作品紹介・あらすじ

稼ぐ力を高め、投資家の期待に応えるための切り札!
ROIC(ロイック)を通じたコーポレートガバナンス改革を解説

いま、企業視点の指標である「投下資本利益率(ROIC)」が注目されている。事業資産からどれだけ効率的に本業の利益を生み出しているかを測定するROICは、企業の稼ぐ力を判断するには最適な指標だといえる。

本書は、ROICの現場展開を通じて資本生産性の向上を図る、コーポレートガバナンス改革を解説する。

感想・レビュー・書評

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  • 今の自分と比較して、内容がマクロすぎたので、中小企業の経営者向きというよりは、大きいコンサルティングファーム用に感じた。マクロ的な勉強をするのに役立った。

  • 実務上の必要性に迫られて読んだからか、非常にわかりやすい。ROA、ROE、そしてROICの違いが単なる数式上の話ではなく、実務に近い視点で説明してくれるのがありがたい。小手先でROEを改善させようとしても、ROICに効かない点など、考えながら読むと「!」が多く、参考になる。

  • 資本生産性の視点から、いかに企業価値を向上させるのかを、投資家目線寄りで解説してくれた本。

    さまざまな発見があって、学びになった。

    ①ROEとROICの関係性
    ②IRと資本コストの関係(ESGやCGなど)
    ③調達資本・運用資本の視点から見た、ROICの特徴・そこから考えられる事
    ④投資家と経営者の視点の不一致
    ⑤企業の状況と、選択すべき方法論

    などなど

    是非とも活用していく中で、ブラッシュアップしていきたい。

  • 財務の素人にもROICの概念、使い方はわかった。後半の企業価値向上はわかりにくい。

  • 監査法人による会計観点からのROIC経営解説本。ROICそのものが何か、ROA/ROE/EVA/WACCとの相関、ROICツリー分解、経営KPIとしてのROIC、などなど。かなり実務的で参考になる。ややお堅く理論面での解説が多いので中級くらいのアカウンティング・ファイナンス知識は必要となるが、これからROIC経営に取り組もうとする会社にとっては引導となる指南書となるであろう。

  • ROICを活用した企業価値の向上を目的に資本コストや資本効率性等について平易に解説されている。
    一度ならず何度も読み返したい本。

  • ROIC経営の必要性〜導入・定着までが丁寧に説明されており、実態に則したしみじみ感のある課題感を記してある点が良い

  • 企業価値の向上とは何か、会社の経営を続けていく上で企業が求められている本質をついている内容だと思った。昨今、日本企業は企業価値が低いと言われているが、その原因として日本企業は売上や利益などのフロー成績を重視してきた。しかし、実際に社会から求められている企業価値とは稼ぐ力である。色々な指標があるなかで稼ぐ力を最も適切に表しているのがROICであり、経営戦略に生かすために必要な分析などが説明されていた。なかなか難しい内容だったのでまた読み直したいと思います。

  • 第6章 株主との対話

    最大の目的は「資本コストの低減」→βの低下、ボラティリティの抑制
    投資家に安心感を与えよ!
    (業界マルチプルに対する個社プレミアムとディスカウントの考え方)


    ・情報発信の継続性
    ・サプライズの頻度
    ・資料の英訳

    IROは、「投資家目線」を経営に取り入れよ
    ・FCFの総出力
    ・資本コストの考え方
    ・インハウスDCF → 市場との乖離分析

    競合他社との比較分析(財務会計中心)
    →投資家目線での比較優位性

    社内・社外への説明責任がある。

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著者プロフィール

企業戦略の策定から、トランザクション(M&A、事業再編、企業再生等)、ポストディールに至るまで、企業価値向上のため企業活動のあらゆるフェーズにおいて総合的にサポートするプロフェッショナルチーム。主なサービスとして、M&Aアドバイザリー(FA業務、バリュエーション、デューデリジェンス、ストラクチャリングアドバイス)、事業再生アドバイザリー、経営戦略コンサルティング、不正調査等を提供している。

「2022年 『ROIC経営 実践編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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