業務改革の教科書: 成功率9割のプロが教える全ノウハウ

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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本棚登録 : 605
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532319021

作品紹介・あらすじ

最も困難で、成功を左右する立ち上げ期に重点を置いて、「反常識のプロジェクト成功法」を詳説。実名の企業事例、現場で使ったツール、当事者の声を交えてビジュアルに易しく説く。

感想・レビュー・書評

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  • 220811
    - 3回目。システムを作らせる技術と併読で、要求定義の流れの理解が深まる。

    210809
    - amazonレビュー通り、良本。
    - 半年前くらいに読んだ?がログ残っておらず。ゼロベースのつもりで読んだら、非常に良い本。
    - PJT計画を作るところまでで、いわゆるPMのおこなう構想~要件定義前までのことが非技術の内容で載ってる。
    - 実務経験ベースなのでMECEさはないが、実際にやっている動きがかなり描写も豊かに書かれているので、PM経験がちょっとある人にとっては、実体験と照らし合わせ読めて、人のやってる仕事がイメージできるような学び方ができて、よい。
    - 数年単位のPJTで、ちょっと昔の本ってこともあるので、今のDXブームの中でこの企業がどのように進めているのかは、別のソースで学んだほうが良さそうだけど、本質的には変わらないんだろうというエッセンスが詰まってる感じはする。

  • 読みやすい文章であるが、内容が散発することにより全体としては読みにくさを残すという本だと感じました。また書いてある内容も様々なことを網羅しようとする思いから浅く、そして一般的に言われていることであるため、振り返ると大半のことは知っていることであった。そのため、業務改革が定型として行われているかのチェックリスト的に使うとよいのかもしれないと感じました。ただ、逆に初心者には全体像が分かってよいかもしれません。

  • 業務改革を行う際のスタート時点から計画を立て終えて承認をもらうまでの道のりを細分化して書いたもの

    今まで仕事で大きなプロジェクトに参加する時に、ロゴやプロジェクト名があったり、シャツが配られたりして「なんでこんなとこに金かけるのだろう」と思っていたけど、理由がよくわかった
    周りを巻き込む、賛同者を増やす、ワンチームにするために必要な手段のひとつだったと

    業務改革のプロセスが具体的でよくわかったが、同時に大変さも理解した
    自分が関わる時に改めて読み直したい

    実例が沢山載っているので分かりやすい、文章もスっと頭にはいってきて読みやすかった

  • プロジェクトの立ち上げから進め方までを、
    一通り学ぶことができました。

    実例も記載されており、
    初学者でも理解しやすい内容でした。

    プロジェクトに携わる際には、
    一旦、最後まで通読し、実際の流れに合わせて、
    再読する教科書のような存在です。
    本のタイトル通りの内容でした。

    事業計画案などの資料作成方法については、
    この本では詳しく触れていないので、
    また、別の本を読む必要があります。

  • 業務改革の手順を実務的に記載した本

    手触り感のあるリアルな内容でよかった。
    次は業務改革PJをやろうと思った。

  • 業務改革するにあたり外せない概念、プロセスを羅列したもの。
    具体的な内容も失敗・成功両面で複数示されているのでありがたい。
    しかし、この本を読んで何かが解決するわけではない。

  • 教科書というと通りいっぺんの事しか書いてない印象がある。また、外資系コンサルティング会社の人が書くと、やたらと横文字のコンセプトを多用したあるべき論になっていることも多い気がする。
    これは、カッコつけた感じはせず、手触り感のある表現を使ってわかりやすく、しかし網羅的に書かれている。コレを読んで、これなら大したことない、自分たちでもできる、と思われることも多そうだが、できないんだなぁ、コレが…

  • 業務改革の全体像を分かりやすく解説している。またtipsやアウトプットイメージも役立つものが多く、そのまま使えそうな感じもする。業務改革プロジェクトの辞書的位置づけに出来る本。

  • ■書名

    書名:業務改革の教科書―成功率9割のプロが教える全ノウハウ
    著者:白川 克 (著), 榊巻 亮 (著)

    ■概要

    最も困難で、成功を左右する立ち上げ期に重点を置いて、「反常識のプロジェクト成功法」を詳説。
    実名の企業事例、現場で使ったツール、当事者の声を交えてビジュアルに易しく説く。
    (amazon.co.jpより引用)

    ■感想

    業務改善プロジェクトのコツを色々とまとめている一冊。
    この方の本は何冊か読んでいるので、重複している部分も多かったですが、
    楽しめました。

    コンサルとしてプロジェクトに関わる立場とSEとしてプロジェクトにかかる立場
    は違うため、コンサルのように振る舞えない内容も多々あります。
    コンサルというラベルがあるから許されるよね、それ、という内容も多々あるため
    そこに引っかかる人には向かないです。

    この点指摘すると、恐らく、「SEの立場でも考えればできるよ」と簡単に言う人も
    多いと思いますが、そこらへんは、両方経験していれば分かりますが、簡単には
    いきません。
    コンサルって反感も買いますが、やっぱりこのラベルの効力は強くて、このラベルが
    言うから言うこと聞くという人も多々います。

    この点を差し引いても、SEの立場からも十分勉強になる内容は記載されていると思い
    ます。

    ■気になった点

    ・「システムを使ってどんな業務をいつげんしたいのか?」について、きちんと考えていないこと
     が多くのプロジェクトの失敗要因になっている。

    ・「実行できる計画書」がいい計画書であり、分かり易い計画書、綺麗な計画書がいい計画書では
     ない。実行できるためには計画書を作るとき、並行して変革に向けた体制作りが必要である。

    ・いくらいい計画でも、ほとんどの人は他人が作った計画に興味はない。

    ・プロジェクトメンバーを集めるときには、組織図にこだわらない方がいい。
     組織の視点で考えてしまうとどうしても対立を生みやすい。
     それよりも、組織に関係なく問題意識を持っているメンバーで始めることだ。

    ・業務改革では自分の仕事が無駄であると認めることとなる。

    ・現状を否定するには、現状を知らないといけない。(ゼロベースではできない)

    ・すでに達成したかのごとく、プロジェクトのゴールを語り合え。

    ・プロジェクトのゴールは必要と思ったときには、見直す必要がある。

    ・30%の効率化というのは、経験上かなりいい目標である。
     10%はほとんど何もしなくても達成できる。逆に50%はメンバーに達成できないと
     思わせてしまう値である。30%は達成できるかもしれないと思わせ、かつ、工夫しないと
     達成できない数字となる。

    ・コンセプトやゴールはそもそも論を語りつくせ。

    ・そもそも論に正解は無い。メンバーが違うことを思っているのが普通である。
     それを語って、すり合わせ、共有し、全員が納得できる方向を決めるのである。

    ・議論するには合宿が一番である。資料の準備ができないので、じゃあ議論しましょうとなる。
     事前に資料があると、それを上から目線でレビューしてしまう議論になりがちである。

    ・重要な改革をするとき、会社の方針を改めて聞くことには意義がある。

    ・全員がプロジェクトオーナーということは、裏を返せばだれもオーナーでないということだ。
     プロジェクトオーナを明確にしておかないと、プロジェクトが始まらなかったり、問題発生時に
     暗礁に乗り上げる。

    ・変革プロジェクトでは、常にトレードオフの決断を迫られる。

    ・業務のヒアリングは、まずは全体を聞く。いきなり詳細を聞いても意味がない。

    ・ヒアリングの真の目的は内容を聞くことではなく、相手との関係性を作ることだ。
     関係性が作れれば、あとで個人的に質問が出来る。これが出来ればいつでもヒアリング
     が出来る。

    ・ヒアリングをするときには、以下の点に注意する。
      ・相手の愚痴に付き合う
      ・ヒアリングの目的を明確に簡潔に伝える。
      ・ギブアンドテイクを意識する。
      ・時間を明確にする。
      
    ・当たり前の中に非効率が潜んでいる。

    ・課題は明確に伝える。相手を怒らせることになっても伝えないといけない。
     ただし、根拠も明確に説明できないといけない。
     別に責めるわけではなく、課題だから解決する必要があるというスタンスで
     説明する。

    ・業務に問題がある場合、自分たちに問題があるというスタンスでいかないといけない。

    ・他社からヒントをもらうのはいいこと。ただし、自社と他社の違いを理解したうえで
     他者をヒントにすること。

    ・話しすら聞いてくれない場合には、とりあえず、会う回数を増やしていくしかない。
     それでもだめなら、代打を立てよう。

    ・社長命令で開始したプロジェクトでも、費用対効果の算出は必要。リーマンショックなど
     で状況が変わる可能性があるからだ。

    ・計画は実行されなければゴミである。

  • 役に立つ内容だと思う

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著者プロフィール

ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ ディレクター
1972年横浜生まれ。96年一橋大学経済学部卒業。中堅ソフトハウスでシステム開発を経験後、2000年ケンブリッジに転職。以来、IT投資計画策定、人事、会計、販売管理、顧客管理、ワークスタイル改革、全社戦略立案など、幅広い分野のプロジェクトに参加。

「2023年 『社員ファーストの経営』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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