さらば国策産業: 「電力改革」450日の迷走と失われた60年

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532318406

作品紹介・あらすじ

我々はいつまで「失敗」や「挫折」を繰り返すのか?原発事故後の徹底取材から切り込む、日本の活性化を阻む「病巣」。

感想・レビュー・書評

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  • この本は日経新聞社から出ている日経記者の本ですが、「変わらない」という損失、を冒頭に掲げる反原発本でした。日経って、そういう立場だったかしら…?
    ちょうどご近所のスズキ自動車相良工場の話が出ている。「こんなことだったら相良は作らなかったよ」というスズキ会長兼社長の話。原発がないと産業が空洞化する、という脅し(を、誰が言っているのか知らないが)をよく聞くが、原発があるから工場を移転させたい、という話だってある。そしてリニア中央新幹線は、東海道新幹線の3.5倍の消費電力が予想され、JR東海は原発推進、をいうのだけど、当のJR東海会長は東電の経営財務調査委員会から、原子力損害賠償支援機構の委員に。「国策」という表現を背景にして二社の立場を考えると、いとをかし。

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著者プロフィール

日本経済新聞社大阪本社編集委員。
1959年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。1983年、日本経済新聞入社。主に企業取材の第一線で活躍。

「2020年 『歴史に学ぶ プロ野球 16球団拡大構想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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