- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532264154
作品紹介・あらすじ
「親リッチ」とは、日本で急増している富裕層の子どもたちのこと。彼らは何にお金を使い、どんな暮らしているのか――。知られざる実像に迫る。
日本では近年、富裕層世帯数が急増している。景気低迷が続くなか、所得階層の二極化は確実に進んでおり、野村総合研究所の推計では、2017年には純金融資産保有額が1億円超の世帯が126.7万世帯、2011年比で56.4%もの大幅増加となった。富裕層の大幅な増加は、その子ども・孫世代である「親リッチ」の大幅な増加を意味する。しかし、その実像は専門家にも意外なほど知られていない。
親リッチは、一般に思われているような浪費家ではなく、蓄財に励むばかりの倹約家とも一線を画す。確立されたブランドを好む親世代の保守的な価値観とは異なるイノベーターの一群が静かに台頭しつつある。富裕層マーケットは実態が正確に伝わりにくいと言われるが、本書はさらに情報が少ない「親リッチ」に焦点を合わせ、彼らの消費やお金に関する意識・行動の実態、さらには独特の価値観やライフスタイルを、確かなデータの裏付けや個別インタビューによる興味深い実例とともに深堀りする。
感想・レビュー・書評
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●日本では現在、富裕層が急増する現象が見られています。その子供や孫である親リッチの数も増えています。
●親や祖父母が1億円以上持っている人。
●金融サービスに敏感で、すまほ金融やキャッシュレス決済に積極的。セカンドオピニオンなどのアドバイスを求めている。
●経営者として跡を継ぐのではなく、資本家として、本人たちは他の事に情熱を注ぐ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
親リッチのインタビューから、個別の消費実態は得られるが、マクロデータはNRIや総務省の既存データなので新しい知見は少ない。
普通の人は縁のない外商の実態や教育費の状況を突っ込んで知りたかった。消費スタイルのインタビュー内容が最も面白かった。値札はみない。ランボルギーニは上流階級BMWは中上流階級、一族で外食や旅行のくだり。親リッチの回答者が50代女性というのが散見されるのも驚いた。50代で親の脛かじるのか。 -
資産家一族の二代目以降の傾向について纏められた本。インサイトフルで面白かったが、やや富裕層をまとめすぎな感も。消費傾向を数字で解説してくれたり、思考傾向を親の世代とも比べて記載してくれたのはありがたかった。
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親が経営者等の子や孫に焦点を当てて書かれた本。親リッチとプライベートバンカーの関係が興味深かったです。また、家族を大切にするのはお金持ちだとより強くなりそうです。
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野村総研によるいわゆるボンボンに関する調査をまとめたもの。あまり新規性はないかな。
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東2法経図・6F開架:B1/9/415/K
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以外や以外、興味深い内容です。家族愛なるモノ大事にされる理由が分かりました。