- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532264116
作品紹介・あらすじ
☆「箱入り娘ばかりが学んでいる」「女子同士の争いが多い」……。多くの偏った見方がありますが、一方で、女子校はそのユニークな教育により、多くの社会で活躍する人材を輩出しているのもまた事実です。
☆では、思春期に女子だけで学ぶことに、どんな意味や意義があるのでしょうか。長く教育現場を取材してきた著者が、多くの女子校、また出身者の声を聞き、女子校の強み、各校の教育方針などを徹底解説します。
☆女子校に通った人、通わせている人、通わせたい人はもとより、女子教育に広く興味を持つ人にとって役立つ内容が満載の一冊です。
感想・レビュー・書評
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ずっと共学育ちの男である私にとって、未知の存在すぎる女子校。しかし我が子の進路の選択肢の一つとして存在するため、手に取った。
女子校ならではの教育のメリットはいくつか挙げられている。
その中で一番目に留まったのは、
「男性の目線がない世界だからこそ、「女らしさ」を意識しないで、一人ひとりの個性を育める。」「男性の助けをアテにしない自立した女性が育つ。」
という点。
ジェンダーバイアスから比較的自由な環境での6年間というのは、社会に出てから壁にぶつかることもあるかもしれないが、それすら乗り越えられる「個」としての力が育める場なのではないか。
そう感じた。
本書全体の構成でいうと、
著者の持論としての女子校の教育の特徴及びメリットが1・2章。ここは一般論的。
そこから、3章は数十校の女子校の個性を紹介。4・5章は女子校卒で社会で活躍している女性のインタビュー。そして6章でまとめである。
正直3章はかなり薄く広くという観はあるものの、4・5章と合わせて読むと、何となく女子校という世界や女子校が目指しているものが多層的に捉えられるようではある。
女子校に子を入学させて良いことあるのかな?
という読む前の私の素朴な疑問に対して、一つ二つ以上の回答をくれたと思う。読んでよかった。 -
東2法経図・6F開架:B1/9/411/K