カンブリア宮殿村上龍×孫正義 特別版
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2010年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532261047
感想・レビュー・書評
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カンブリア宮殿。
この番組のインタビュアー村上龍とソフトバンク孫正義の対談を綴った本。
対談形式なのであっという間に読める一冊。
ソフトバンクのことだけでなく孫さん自身の生い立ちや価値観にも触れている。内容は濃いとは言えないが、時代とともに前進し続ける孫さんのすごさは伝わってくる。
孫正義入門編といったところ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
孫正義の生い立ちが書かれた本です。やはり起業に必要なのは熱意だと思います。
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1981年からはじまった孫正義のソフトバンク。
生い立ちとソフトバンクの経過と現実において、
村上龍が、結構鋭い質問をする。
子供の頃に野球をしながら、
将来は野球球団をもちたいと思ったと言うのにはたまげる。
勉強の鬼たらんとする。
自分で、毎日アイデアをつくり、翻訳機をつくる時に、
トップレベルの技能を持つ教授に依頼した。
それで、成功報酬でアルバイト代を出すことを約束した。
コンピュータのチップを見て涙を流せる感性のすばらしさ。
ビジョンと理念をもち、常に挑戦する。
究極の自己満足とは、人に喜んでもらうことだと言う。
情報革命の現在進行形の中で、何をポイントに据えるのか?
それを、300年存続させると言う視点で見る。
「先見性」「行動力」「実現力」「革新性」
そこに、時代を変えるものがみなぎっている。
まさに、「前進あるのみ」である。
師匠は、坂本龍馬である。
それにしても、ソフトバンクの周波数帯が、
NTTと同じものがとれないとは、ヒドイではないか。
グループに800社もあり、それを自立させて、淘汰させる。
夢は大きく、志は高くと言うことが、何よりも大切。
質問がうまいので、適確に 孫正義の思いが伝わる。 -
2017/09/29:読了
300年後は大げさだけど、先を見るって大切なこと -
ソフトバンクの理念は「情報革命を通じて人を幸せにする」だそうです。
賛否ある孫さんですが今までの功績を見ると情報革命を起こしたと思います。
僕もずっとあいぽん使いですが「スマホといえばiPhone」という流れを最初に作ったのは本当にすごいと思います。
これだけ高価な機械(心斎橋に行けばわかりますが…)を手軽に使えるようになったのはある意味革命やなと。
会社としてのソフトバンクは各社が独立採算やそうです。
アメリカの軍隊が「司令部からの命令で海兵隊が動く」という流れではなく「各小隊が自己の判断でテロにあたる」ような動きに変わってきている流れに一致するのかなと思います。
「それぞれの部隊にインテリジェンス、意思決定権がある方が、結局、最終的には強い組織運営になるのではないか」と仰ってます。
京セラの稲盛和夫さんが提唱するアメーバ経営に通じるところがあります。
「ラッキーは何度も続かない。確率を高めるために構えを作らなくてはいけない。」
まさに幸運の女神には前髪しかないというやつです。
幸運は平等にやってきます。
それをいかに掴む準備をしておくか。
その先に幸運の女神に気に入られて何度も来てもらえるようになるかということやと思います。
孫さんは賛否ある方ですが僕は本当に情報革命をやろうとしてると思います。
今こうやってiPhoneで感想文を書き連ねてるのも情報革命があってこそやと思います。 -
これはタメになるよ。
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情報革命ということだけはみんなの中で一貫している共通の志。情報革命で人々を幸せにしたいという理念、思い。
逆境は逆境で、むしろエネルギーを与えてくれる。それを乗り越えていかなくてはいけないと思う。 -
澤本嘉満:CMプランナー「ホワイト家族」シリーズ、東京ガス「ガス・パッ・チョ!」など、ヒットCMを制作。お父さん役の人間がスケジュール的に決まらずにカイ君に。