- Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532260330
作品紹介・あらすじ
情報感度がとても高くて、一見クール。でも、一皮むけば結構熱い-こんないまどき男子の心を読み解き、首都圏で大好評のフリーマガジン「R25」。プロジェクト立ち上げから、読者の本音に迫るリサーチ、編集方法やクロスメディア展開に至るまで、前編集長がその秘密を語ります。
感想・レビュー・書評
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“好奇心は旺盛だけれど、自身のこだわりや主張が薄い。だからこそ、フラットな目線で常に全体を見渡すことができた”
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日本というアジアの国の、ある世代をターゲットにした、とある雑誌メディアの成り立ちのドラマ。
そんな限られた時代と場所での出来事でありながら、製品を作ることの普遍的な楽しさが伝わってくる。モデルケースとして学ぶのにもピッタリ。
p.121からの、テスト刊行を終えてからの動きについても学ぶことがたくさん。作ったコンテンツの機能を位置付け直す。それもグループインタビューを繰り返すことによって。
「デザイン思考」が浸透しつつある昨今、世界のどこでも誇れるモデルケースとしてこの本の内容は覚えておきたい。 -
R25が世に生み出された理由が簡潔にまとめられた一冊です。
マーケティングに興味がある人や勉強している人にはおすすめかもしれません。
読者層に対するテーマの決め方、配布ラックの場所の決め方、タイトル決定に至るまでのプロセスなどがわかりやすく書かれていました。 -
ビジネス
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アイデアの出し方、それをどうやって纏めるかといったような仕事の進め方のヒントになるかも。
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ユーザインタビューの時の参考にしてる
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読了
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むしろ僕にはら専門性がないことこそが、強みではないか。客観的に見てらこれっておかしくない?、これって何でこうなってるの?、といくことをちょっと調べてみる。わからないことを調べ、わかりやすく伝えていく。そんな疑問目線を切り口にしたほうが、自分には明らかに合っている、と。
僕はよくM1層を梅干しに例えます。きずつきたくないから、皮は被って、まずそれで防御しようとする。でも、それはものすごく薄い皮で、きっかけさえあればすぐに中身が出てくる。そして奥の方に硬い芯がある。でもこれがどんなものなのかは、自分でもはっきりとは気づいてない人も多い。そして面白いのは、薄皮が男っぽいものではなく、すごく中性的な、やる気のなさそうな感じの格好のつけ方であるということ。
騙されたくない、損をしたくない、傷つきたくないという気持ちが強い世代だと言われるが、背景にはあまりに情報量が多すぎる、ということがあると思う。
M1世代のビジネスマンは、情報に敏感で、多忙な中、時間を有効に活用したがっている。その内面は、自分の価値に一番関心があり、自意識過剰でカッコつけ。そこそこイケてると思っているが、確証はない。顔には出さないが不安感もある。だから実は助言がほしい。 -
TGやコンセプトを明確にする
一般論ではなく、顧客のインサイトを大事にする -
M1層の実情を調べるアンケートとインタビューの組み合わせは、他の企画立案にも参考になる。