LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲 (日経ビジネス人文庫)
- 日本経済新聞出版 (2018年10月2日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532198763
作品紹介・あらすじ
全世界で160万部突破!
フェイスブックのCOOが書いた大ベストセラーが、ついに文庫化
幸せとキャリアは
両立できる!
■新規大卒者の50%が女性となってから30年が経過したにもかかわらず、いまだにアメリカの政府や企業のリーダーの大多数は男性です。つまり、社会生活に大きな影響を与える決定において、女性の声が平等に反映されにくい状況が続いているのです。この問題は、日本ではより顕著です。なぜ女性リーダーが生まれにくいのでしょう? その原因はどこにあるのでしょう?
■フォーチュン誌の「世界で最も有力な女性50人」、タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選出されたフェイスブックCOOのシェリル・サンドバーグが、女性たちのポテンシャルをすべて引き出し、自分の幸せとキャリア上の成功を手に入れるための方法をお教えします。
■会社での交渉術、メンターの見つけ方、よいキャリア設計、「すべてを手に入れる」という発想をやめる……など、実際的なノウハウを、自分のキャリアと家庭生活と子育てを振り返りながら伝授します。TEDで200万回以上も視聴された動画から生まれた本書は、自分の目標に向かって一歩踏み出し、全力でゴールをめざす女性たちへ、また平等な世界を築きたいと考えている男性たちへ贈る強いメッセージです。
■マーク・ザッカーバーグ推薦!
「この本は、とりわけ男性に読んでもらいたい。
とくにより良いリーダーに、
より優れたリーダーになりたい人たちにお勧めである」
感想・レビュー・書評
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『LEAN IN』はどこからやってきた? フェミニズム的ビジネス書がベストセラーになった背景 - wezzy|ウェジー
https://wezz-y.com/archives/94754
書評:LEAN IN-女性、仕事、リーダーへの意欲 : Lilacの妊娠・出産・育児ノート(2015/02/16)
http://lilac.blog.jp/archives/22771206.html
LEAN IN シェリル・サンドバーグ著: 日本経済新聞(2013年9月2日)
https://www.nikkei.com/article/DGXDZO59162050R30C13A8MZA001/
LEAN IN(リーン・イン) | 日経BOOKプラス
https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/2018/9784532198763/詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
会社の後輩(女性)から勧められて読んだ一冊。
かつての職場で、同僚(女性)が産休を取り、復帰後も不規則な勤務形態(急な欠勤など)を繰り返し、毎回自分が長時間労働をしてカバーしていた日々を思い出した。
彼女には「大丈夫、何とかするから」と伝えていたが、正直なところ、”何で俺だけこんな境遇なのか”と、毎日イライラしていた。自分は完璧主義で視野が狭かったので、全ての業務を遂行しようと背負ってしまっていた。また、彼女の夫(同じ会社)が何故毎日出社しているのか、本当に腹立たしかった。
そんな中、自分自身も過重労働による体調不良で倒れ、病院へ運ばれた。病院のベッドで思ったことは、まさに本書の後半に書かれていた「全部完璧にできるわけがない。それを受け入れることが、長く働き続ける秘訣」ということだった。これは働くママさん本人だけでなく、子供のいない自分にも当てはまることであり、育児に関係なくチームメンバーが突然抜けた穴を埋める時には誰だって起こりうることなんだなと痛感した。
そして、完璧主義の自分が仕事の圧をかけ、同僚の女性社員を苦しめていたのだろうと反省した。思い返すと、毎日仕事の話ばかりしていた。彼女の体調や、子育てのバタバタをこっちから気にかけて、話を振ってあげればよかったなと反省している。正直そのような話をすることがタブーのように思い込んでしまっていた。
チームをマネジメントする立場になる人には男女問わず全員におススメしたい一冊。
これからの人生100年時代におけるキャリア開発は、梯子ではなくジャングルジムである、という例えにも納得。梯子だと、上の人のお尻(出世した人)を見つつ、下から登ってくる人を気にする必要があるが、ジャングルジムであれば登るルートが複数あり、途中止まっても、ルートを変更しても良い。そして、梯子よりも多くの人が上部から眺望を楽しむことができる。 -
輝かしい経歴の著者にも、仕事をしていく上で女性ならではの苦労があったと知り、勇気づけられる一冊だった。
高学歴の女性は、あえて学歴を隠すことが多いと聞いたことがある。努力の証だし、本来認められることなのに、なぜ隠さなければいけないのかと憤っていたが、本書中の「ハイディとハワードの実験」の内容で悲しい事実を知った。(成功と好感度は男性は正比例、女性は反比例)
幼い女の子のエピソードでは、宇宙飛行士になりたいという夢と、5歳児で既に子育てとの両立を心配していたと書かれていた。
働く女性が増えてきた昨今、安心して女性が働ける社会を少しずつ築いてほしいと感じた。 -
最初は、トヨタと関係あるかもとてにとりましたが、関係ありありませんでした。日本も外資が先行して女性の地位向上をはかっています。先駆者は、大変な苦労がおありかと。
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自分のため周りや将来の女性のために頑張ろうという勇気をもらった。
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産休を目の前に控えて、色々考えることがあり手に取った。
読んでいて、自身がどれだけ無意識のバイアスにとらえられているかがよく分かった。自分の仕事でも勿論、これから子育てするにあたって、子供にはそのような偏見を植え付けず、周りの視線を気にせず何にでも挑戦するような子供に育てたい。 -
高校2年生の夏休み、市立図書館でたまたま手にとって読んでみたのをはっきり覚えてる。
「英語」「国際交流」を積極的に勉強していて、将来は絶対外交官や国際的な組織で働くんだと思ってた私に大きな影響を与えてくれた大切な本。
いわゆるキャリアウーマンになりたかった17歳の私にシェリル・サンドバーグという人はあまりに偉大で、でも同じ女性として、これから私の人生でも直面するんだろうなという子育てやrelationshipなどの悩みは親近感のあるもので読んでいて楽しかった。
残念ながら当時抱いていた夢は叶わなかったけど、今でも英語(外国語)学習は続けていて、英語を使う副業を始めたり、海外に飛び出す準備を始めたので、あの頃の私が嬉しくなるような生き方をしたいな。