池上彰の18歳からの教養講座: 現代世界を知るために
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2015年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532197797
感想・レビュー・書評
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ジャーナリストでテレビでも活躍されている池上彰氏が現代社会を知るための戦後の世界の歴史の解説や自身の講演の内容も載せた一冊。
本書を読んで、国内の原発や安保法案の問題、世界に目を向けると日本と中国や韓国、朝鮮などの周辺のアジア諸国との関係や東西冷戦や中東の問題など戦後に起きた内容が解説されており大変勉強になりました。
テレビでもわかりやすい解説で定評がありますが、本書でもそれは感じられました。
知らないことも多くあり、特にニューヨークの同時多発テロ時にベルリンからのメッセージは心を打たれるものがあり印象に残りました。
高度経済成長やバブルを通して豊かさを学び、日米安保条約や憲法改正から日本の平和を学び、戦後の55年体制や2010年近辺の民主党政権の迷走から政治や国家運営を学び、冷戦や核やテロやEUなどから世界と平和について考えさせられました。
学び続けることは非常に大事なことを知り、本書を読んでこれからの世界を考えるうえで自分の意見を持つきっかけとなる一冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もっと歴史の勉強したいし、日々変化する世界をちゃんと客観視できる人間でいたいです。
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少し前の本ではある。オバマの時代ね。当時、すでにクリミア併合の問題があり、今のウクライナ問題、というか彼の地の戦争の前段階についてうかがい知ることができる。この他、日本国内の問題、中東問題等、少し前の時代から今にいたる経緯について、読みやすい文章で解説してくれている。幅広いトピックを網羅してくれている反面、へぇ、それで?と身を乗り出したあたりで終わってしまうような尻切れ感は否めなかったけど、興味をもったらそっちの本を読んでね、ということだろうな。
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知るということは、本当に面白い。世界で起きていることにリアリティを感じられるようになり、自分はどのように生きていくかを考える一助になると思う。
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むずかしいいい
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いつも通り池上彰はとってもわかりやすいです。現代社会を知るためにと言うことで、近現代史でした。2015年10月に発行された単行本なので、そこまでの歴史がまとめられています。アベノミクスの話や、湾岸戦争、同時多発テロなど自分にとってはニュースみたいな話も歴史として語られています。若者にはぜひ読んでもらいたい。
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現代を生きる私たちに必須の教養である「第二次世界大戦後の現代史」を学ぶ本。東京工業大学の講座や学園祭の講演をまとめた新聞連載を元にしたものです。
中学・高校で学ぶ歴史の中で現代史はあまり重要視されていません。しかし、現在の国際情勢を知るためには現代史を理解しておく必要があります。
本書では現代人必須の教養「現代史」をわかりやすく学ぶことができます。
また、東京工業大学の学園祭で行われた中高生向けの講演も収録されています。こちらは中高生の進路や人生の問題意識に池上彰さんが答えるものです。 -
歴史の本としては面白かった.まずなぜ歴史の授業は渋いのか,それが身近でない原因だったと指摘した.なぜ身近の近代史を教わられなかったというと,それがまだ定められていないのだ.一つの近代史事件に対してさまざまな記事とかあった中で,自分の見方はどうすればいいのか.またはいろいろな事件の裏になにを隠しているのか.それは時代のトレンドから考えなければいけない.こういう観点で,身近にある事件(アベノミクス等)を始めとし,日本の近代史を紹介していく本だ.
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* 読了日20180129
* 入手日20180117
* 文栄堂山口大学前店で購入した。
* 帯の情報
* > 冷戦、バブル崩壊、日中関係――戦後70年のニュースがまるわかり!
# 読書メモ
* 巻末に現代史年表あり。1917年以降の世界のできごとと日本のできごとがまとめまれている。 -
前々から少しずつ読み進めていたものがようやく読み終わった。ここに書かれていることすら理解もしていないかった。
本当はすべて自分の中に溶け込ませられたら良いけど、すぐにはそれは無理なので、まずは何かを考える刺激として。
パッケージ化されていて、説明されている内容は分かりやすくとも、じゃあこういうことはどうなんだろうと思ったことに関して示唆を与えるような余分な情報がほとんどなかった気がする。
170829